内容説明
魔の眷族が跋扈する地ロンドン。ウィッチハンターの少年サニエルは、記憶を失った美少女を保護する。少女の背中にはある秘密結社を示す刺青が。そのころ警察は、ロンドン中を震撼させているふたつの連続殺人事件を捜査していた。ハンターと刑事、別々のものを追っていたはずの、彼らの道が交わるとき…。鍵を握るのは美少女アライザベルの正体。少年ハンターの恋と冒険の物語。
著者等紹介
渡辺庸子[ワタナベヨウコ]
法政大学(通信課程)日本文学科卒業
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感想・レビュー
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黒崎ディートリッヒ
2
魔物蠢くヴィクトリア朝時代ロンドン。ウィッチハンター少年、サニエルは記憶を失った美少女アライザベルを助ける。彼女の身体には、ある秘密結社を示す紋章が刻まれていて?! 再読。まったく異色のヒストリカル・ファンタジー。ヴィクトリア朝時代と舞台は定めていても、ヴィクトリア女王を含め時代に活躍した偉人たちは全く出てこないし、当時流行った文学も登場しない。魔物も作者オリジナルのものばかりで(ウィッチは魔女ではなく魔物、と言う意味)当時に起きなかった事件も次々起きている。そんな斬新すぎる世界観が、心に残る作品だった。2014/08/20
しまっち。
2
なんだか残念な感じではまれなかった・・・。設定も悪くないと思うのだけれど。主人公サニエルとアライザベルのつながりはまだよいとして、その他の登場人物のつながりを感じにくくてぶつ切りな感じがあったからかな。ラストもちょっとすっきりしなかった。2013/04/28
reeree
1
原題「The Haunting of Alaizabel Cray」原題と邦題でだいぶ雰囲気違いますね。どっちも内容に合ったタイトルだけど。ヴィクトリア朝っぽい架空のロンドンを舞台にした物語。主人公は職業ウィッチハンターの17歳少年サニエル・フォックス。魔の眷族(ウィッチ・キン)狩りの途中で記憶喪失の少女アライザベル・クレイを拾った事で大きなイベントに巻き込まれてく・・・って話。魔の眷族の侵攻に悩まされる夜のロンドンの暗~い雰囲気がなかなか良いです。表紙絵はサニエルとアライザベルです。2010/03/07
いちみ
0
ゴシック・”ホラー映画”風・ファンタジー。2005/08/19
コウ
0
設定は面白そうなんだがイマイチはまれなかった…2009/09/12
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