出版社内容情報
エイミーが出会った素敵な男性レオ。互いに惹かれ合い、二人の距離は縮まっていく。だが、レオはとある小国のプリンスだったのだ(というか単にゴシップに疎いエイミーが知らなかっただけなのだが)。ショックを受けるエイミーだったが、レオへの愛ちは変わらない。けれども押し寄せるマスコミ、王家とのギャップ、そしてひた隠しにしていた家族の秘密が暴き立てられるに至って、ついに……。すべての女の子の憧れ、真実の愛の物語。
内容説明
友人のパーティーで不思議に心惹かれる青年レオに出会ったエイミー。ふたりはすぐさま恋に落ちる。だが、彼はとある小国のプリンスだった。エイミーはショックを乗り越え、ふたりの関係は順風満帆…のはずだったが、押し寄せるマスコミ、レオの実家ニローナ公家とのギャップ、そして家族の秘密が暴き立てられるに至って、エイミーは…。すべての女性の憧れ、真実の愛の物語。
著者等紹介
ブラウン,ヘスター[ブラウン,ヘスター] [Browne,Hester]
イギリス、湖水地方生まれ。Swept Off Her Feet、The Finishing Touches、The Little Lady Agencyなどでニューヨークタイムズのベストセラー作家の仲間入りをした。現在はロンドン在住
今泉敦子[イマイズミアツコ]
キャロル大学(米国)卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆかーん
57
現代版シンデレラストーリーの下巻。やはりレオのお姉さんは曲者でした…。王位継承権を巡る嫌がらせの数々を仕向けてくるのです!姉ソフィアの嫌がらせは、シンデレラの姉のドリゼラとアナスタシアのようです。プリンスとの結婚が決まっても、あくまで普通の女性としての生活を望むエイミー。王家のしきたりや、祖父の形見指輪の存在に苦しみますが、本当に大切なのは、自分自身を見失わずに、プリンスとの真実の愛を分かち合うことだと悟る、彼女の心に深く共感しました。「愛も花もここには十分すぎるほどある」と語る、彼女の言葉が素敵です。2016/07/20
ななりー
32
シンデレラストーリーの下巻。身分の差はあれど、夢のようなひと時を過ごしていたエイミーとレオ。プロポーズもされ幸せ絶頂のエイミーでしたが、現実問題が押し寄せてきます。小国のプリンスであるレオの妻となる為の色々な試練に押しつぶされるエイミー。姉ケリーの事件についても最後のほうまで分からずもやもやさせられました。でもエイミーと母のドレスの話は素敵だったな。何もかもが違うエイミーとレオだったけれど、最後はまあ収まるところに収まった感じ。上巻はキュンキュンさせられたけど、下巻はハラハラしたな。やっぱりレオは素敵だ。2016/04/19
瀧ながれ
25
普通の働く女性がきらきらの王子さま(本物)と恋に落ちて、結婚しようと思ったら、ダイエットやらマナーやら言葉遣いやら国史やら上流階級の顔認識やら話術やら、いろんなことをやらなくちゃいけなくて、自分の仕事は取り上げられて、家族の写真も公表されて、インターネットで見ず知らずの連中の笑い者にされるのよ!と、オンナノコの夢をハンマーで粉微塵にする下巻。ヒロインがただ黙って王家に呑み込まれるんじゃないラストがよかったです。でもあんなトラブルメーカーが身内にいるのを隠して、ロイヤルに嫁いだらあかんやろ、とは思いました。2016/06/26
うにすけ
9
図書館本。下巻の方が面白いわ~。でも、ほわほわしてたのについに現実が。というか君達もう少しお互いのことを知ってからでもと思ってしまいましたわ。自分の価値観がぶれないのは凄いなーと感心してしまいました(すごい泣いてたけど)。2016/04/12
uni
7
シンデレラストーリーとあって先の読める内容ではあったけれど、ヒロインのエイミーが自虐的だったり、プリンスレオがやたらと素敵だったり、サブキャラ達にオリジナリティがあったりととても楽しめた。二人のロマンスもよかったし、エイミーの家族のエピソードにはじんわり。ヒロインが庭師っていうのが素敵だな〜。レオとのデートの件りを読んでたらロンドンに行きたくなった。2016/04/03