出版社内容情報
サンジェルマン伯爵から告げられた残酷な真実に、グウェンドリンの恋心は荒れ模様。そんななか、盗まれたクロノグラフの隠し場所がついに明らかになる。〈監視団〉メンバーやいとこの目をかいくぐり、若き日の祖父の協力のもと伯爵の陰謀に迫るグウェンドリンだったが、相棒・ギデオンとの関係はこじれたまま。〈監視団〉はメンバーの中に潜む裏切り者の正体を暴くため、18世紀の舞踏会に2人を送りこむ計画を進めていたが……。
ケルスティン・ギア[ケルスティン・ギア]
遠山明子[トオヤマアキコ]
内容説明
伯爵から告げられた残酷な真実と、ギデオンの不可解な言動に振り回され、グウェンドリンの恋心は荒れ模様。そんななか、ルーシーとポールによって盗まれたクロノグラフの在処が明らかに。“監視団”やいとこの目をかいくぐり、若き日の祖父の協力のもと伯爵の陰謀に迫ろうとするグウェンドリンだったが…。
著者等紹介
ギア,ケルスティン[ギア,ケルスティン] [Gier,Kerstin]
1966年生まれ。大学で教育学を修め、1995年から作家活動を始める。“時間旅行者の系譜”三部作で人気沸騰。夫と息子とケルン近郊の村で暮らす
遠山明子[トオヤマアキコ]
1956年神奈川生まれ。上智大学大学院卒。ドイツ文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Rin
57
いろんなことが一気におきて、混乱するグゥエン。それに恋が絡んでしまって、なかなか大事なことに集中できない姿に、レスリーの助けがとても頼もしい。もちろんセメリウスも愛嬌があって頼りになるし、とてもいい働きをしてくれる。ギデオンとはすれ違い、お互いがお互いの態度に混乱していてもどかしい。でも、彼を目の当たりにすると、すぐに揺らぐ決心には少しイラッとさせられる。まだまだ誰を信じていいのか分からないし、どうするべきかもはっきりしない。でも次が最終巻なので、どういう風に決着するのか楽しみです。2017/11/29
さつき
53
気になることだらけで、感想を書く暇もなく下巻へ。2019/09/28
小夜風
32
【所蔵】最終巻の上巻。タイムトラベルものは読むうちに頭が混乱してきちゃいます。大好きだった亡き祖父に何度も会いに行けるグウェンドリンがちょっぴり羨ましいな。今回はさすがにギデオンはあんまり出てこないなと思ったら、いきなり出てきて、グウェンドリンでなくても心がざわつきました。何が、誰が正しいのか、間違っているのか、下巻でスッキリ出来るのかな~?2016/05/29
ゆう
28
タイムトラベラーの系譜三部作のラスト上巻。ギデオンにコロコロ転がされる、違うわ、勝手にコロリコロリ転がってるグウェンだけど、タイムトラベル時間を越えたおじいちゃんとのやりとりは好き。ちゃんと会えるのかなっていうのもハラハラしちゃうし。もうひとつのクロノグラフ(タイムトラベル装置)もみつかり、物語はいよいよ佳境へ。それにしても分冊するほどの厚さじゃないよねぇ。。あ、大人のご都合ってやつですか。映画版の感想は下巻のレビューで。2018/08/22
*さくら*
28
ここに来ても話がスローペースな気が…でも、おじいちゃんがこんなにもキーマンになってくるとはね。そして、タイムトラベルものにありがちで過去がこんがらがってきたから、かなり注意して読まなければいけないなぁと。相変わらずギデオンの性格がつかみきれないし、伏線が一向に回収されてない気も…。次巻でラストなんだけどもそこまでページ数ないから、どんなラストになっていくのかちょっと心配。グウェンに見えてるゴースト達の意図する所、ドクターホワイトの協力の謎など。次巻の舞踏会と一緒に楽しみたい!気になるので続けて読みます!2016/08/12
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