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創元推理文庫
魔人の地―嵐の王〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 386p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488554033
  • NDC分類 943
  • Cコード C0197

出版社内容情報

サマルカンド一の絨緞乗りターリクは、絨緞競争の最中に助けた謎めいた女に、絨緞でカリフの治めるバグダッドに行ってくれないかともちかけられる。だが、街の外に広がる砂漠には恐ろしい魔人がいる。いったんは断ったものの、たったひとりの弟が女の口車に乗せられてバグダッドに向かうのを知り、慌ててあとを追う。砂漠に花開く白亜の街、不気味な魔人、翼ある象牙の馬……千夜一夜的世界を舞台にした魔法ファンタジー3部作開幕。

内容説明

サマルカンド随一の絨緞乗りターリクは、偶然助けた謎めいた美女に、バグダッド行きをもちかけられた。だが町の外に広がる砂漠には魔人がいる。いったんは断ったが、不仲とはいえたったひとりの弟が女の口車に乗せられてバグダッドに向かうのを知り、あとを追うことに。砂漠に咲く白亜の町、不気味な魔人、翼ある象牙の馬。千夜一夜的世界を舞台にしたファンタジー三部作開幕。

著者等紹介

マイヤー,カイ[マイヤー,カイ] [Meyer,Kai]
1969年ドイツ、リューベック生まれ。大学で映画、演劇、哲学を学び、ジャーナリストを経て作家に。1993年Der Kreuzwortr¨atsel‐M¨orderでデビユー。ドイツの伝承を題材にした怪奇幻想文学で知られるようになる。その後ファンタジー系の児童文学を相次いで発表。現在はドイツ中部のラインラント在住

酒寄進一[サカヨリシンイチ]
ドイツ文学翻訳家

遠山明子[トオヤマアキコ]
ドイツ文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

32
怪しくていい男には、同じように怪しくていい女が近づいてくる。太守の侍女と名乗るサバテアは、カリフの治めるバクダッドに連れていって欲しいとターリクを色仕掛けで誘惑。二人はあっさりベッドインならぬ絨毯インするが、断られると弟に乗り換える。弟が心配なターリクはそんな二人をほうってはおけず、彼女の思惑通りの行動に出る。相手に惹かれていながらも、信じ切れていないサバテアとターリクの関係は、アニメ版ルパン三世と峰不二子みたいだ。弟との確執の原因となったもう一人の女性も、更なる謎を抱えていそうで、ターリク女難の相が。 2016/01/20

瀧ながれ

22
サマルカンドの絨毯乗りターリクは、出会った女サバテアから、バグダッドに連れていってほしいと言われる。二都市の間の砂漠には、魔人がうようよしていて、ターリクはかつて恋人を失なっていた。彼が断るとサバテアは、ターリクに対抗心を燃やしている弟ジュニスを誘惑して、砂漠へと飛び立ってしまう。…読んでいるあいだずっとサバテアが嫌いで、ジュニスといるうちはともかく、捨ててけよターリク、そんな女ムシしちゃえよぅ、と思いましたです。魔人の首領のアマリリスが、外見も言動も興味深く、もうちっとこの姿で暗躍してほしかったです。2016/01/29

はる

17
買い本。もう何度となく《珠玉の冒険ファンタジー三部作!堂々の開幕!》みたいな煽り文句に騙されてきただろう。続きが出ないとか、完結しないとか、本国では完結したのに翻訳されないとか(涙)でも、今回は違う!もう翻訳が終わっていて刊行予定も帯に書いてある。訳者保証付き。魔法の絨毯に乗って古のバクダッドへ~。まるで夢で空を 飛んでいるように自在に、夢で得体の知れぬモノに追われるように必死に読みきってしまった。城壁の外には人を喰う魔人!魔人と巨人どちらが怖ろしい?(翻訳者酒寄氏の講演会で入手)2016/01/05

み~くま

7
久しぶりに胸が高鳴る作品と出会いました。空飛ぶ絨毯、謎の美女、魔法に魔人にロック鳥。まさにファンタジー好きには堪えられない設定が山盛り! その上、危険に満ちた冒険の旅が始まり、実に小気味よいテンポで物語が展開されていくのです。最初から最後まで一瞬たりとも気が抜けず、ドキドキワクワクの連続でした(///∇//) しかもこれ、三部作のスタートなんですって!この先にどんな物語が待っているのか本当に楽しみです。早く続きが刊行されないかなぁ~(≧▽≦)2016/02/01

みろ

6
児童書以外ではカイ・マイヤー作品は初めての翻訳かも。空飛ぶ絨毯の詳しい操縦方法も初めて知った(笑)。主人公ターリクと弟ジュニスがチョロいのに比べ、ターリクのかつての恋人マリヤムと、バグダッドへなんとしてもたどり着こうとあの手この手を繰り出すサバテアの女性キャラはどちらも大きな秘密を抱えていて対称的な描き方なのが興味深い。続きが楽しみ。2016/03/18

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