内容説明
全世界を襲った“大惨事”ののち、デッカーは14歳のクリストファーと行動をともにすることに。仕事で訪れた先の国連で、同行したクリストファーを見て正体に気づいた老人がいた。「彼だ。わたしにはわかる」元国連事務総長補佐は、新時代の指導者の出現を信じるグループのメンバーだったのだ。一方、アラブ諸国がイスラエルに侵攻し、ついにはロシアが動いた。世界はどうなる?―。
著者等紹介
田辺千幸[タナベチユキ]
1961年大阪生まれ。ロンドン大学社会心理学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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SF・ホラー本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫
38
デッカーが主人公的な上に比べて、何とゆっくり動く下巻。とにかく言える事は、戦争はいけない、原爆はもってのほか! って事。2013/05/26
ふじこ
24
国際謀略ものになってしまったのかしら。ドカンと一発爆弾を落としてしまったり、急に展開が慌ただしくなりましたが、主人公たちは飄々として事に当たります。第二部が楽しみです。2021/01/06
absinthe
20
生まれた子供の名前はクリストファー。アラブ世界はイスラエルを襲い、ロシアも世界侵略に乗り出す。どうなる世界?という話。
siva
19
タイトル通り、聖骸布から取られたDNAから生まれたクリストファーと関わった人々の話だが、ストーリーのスパンが長いのと国際情勢の話が多いのとでクローンそのものの話にはなかなかならず。ラストでようやくといったところで続編に。2016/04/11
しゃお
13
キリストのクローンが自分の使命・役割について自覚するまで何十年もの時を一気に駆け抜けて描かれている、物語全体のプロローグ的な部分でした。果たして世界はどう変貌していくのか。ヨハネの目的とは。クリトファーの果たすべき事とは。続きが楽しみです。2010/11/04