出版社内容情報
ヘドの領主にして星を帯びし者モルゴンが死んだ? 許嫁レーデルルは答えを求めて偉大なる者のもとへ旅立つ決心をする。謎が謎を呼ぶ、ファンタジーの金字塔シリーズ第2弾。
内容説明
星を帯びし者モルゴンがエーレンスター山に向かったまま消息を絶って一年、ヘドの領国支配権が弟に移ったという知らせが入る。モルゴンを殺したのは誰か?なぜ偉大なる者は何もしてくれなかったのか?同道していた偉大なる者の竪琴弾きはどこにいったのか?モルゴンの許嫁レーデルルは答えを求めて旅立つ決心をする。謎が謎を呼ぶ、ファンタジーの金字塔シリーズ第二弾。
著者等紹介
脇明子[ワキアキコ]
香川県出身。東京大学大学院人文科学研究科修了。ノートルダム清心女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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アイゼナハ@灯れ松明の火
30
モルゴンの消息が途絶えて約1年。彼の〈領国支配〉の感覚が後継者に譲られたとの報を聞き、許婚たるアンの王女レーデルルはモルゴンの消息を求め立ち上がる。前巻にも登場したヘルンの世継にして女戦士のライラやモルゴンの妹トリスタンを旅の仲間に加えつつ〈偉大なる者〉の下に旅するその姿は、モルゴンの悩みながらの旅とは違う一途さがあって…女性陣の旅の方が冒険物っぽいってどういうことやねん(笑)緊迫のラストにはハラハラさせられましたが、まだまだ分からないことだらけ。ランゴルドに答えはあるのかしら?このまま第3巻へ!!2011/09/19
更紗姫
15
強い女性(老若問わず)のオンパレード。魔法使いのナンに始まり、お姫様が3人、女王様1人、麗しくも手強いモルゴルの近衛兵達・・・。脱走屋のトリスタンよりも、腕に覚えのあるライラよりも、一番 気が強いのはレーデルル。儚げな風情で、なかなかどうして啖呵をきったり、とんでもない癇癪をおこしてみせる。それもこれも、一途にモルゴンを想っているのだなぁと、可愛らしい。叫び(シャウト)という技は魔法の範疇に入るのか、この作品以外では聞かない。肉体の、ではなく、心と感情の“声”の大きさが、相手に衝撃を与える。クールだわ。2014/01/13
えむむ
10
先が気になる前作のラストから、1年もたったんかい、と最近のラノベに慣れた者にはビックリ。お姫様3人の優雅なのんびり旅が始まる。厳しくも美しい自然の描写に癒される。2024/04/23
Ribes triste
9
モルゴンを求めてレーデルルは冒険の旅をし、ついに出会う。この後どうなるのか。いよいよ最終巻へ。2016/01/20
けいねこ
8
何度読んでも、夢中で読めるシリーズ。早川から出ていたのは挿絵があったので、こちらの絵でも挿絵が欲しいな。2015/06/15
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