内容説明
“道の民”の青年コールは沼地に囚われた仲間を脱出させようと、天から降ってきた小さな黒い家の扉をくぐる。そこで彼に取引をもちかけたのは、なんと昔語りの星座“黄金の王”。さらに沼地の魔女と呼ばれる、“ロウ王国”の女王の末娘ニクスがコールを手伝うことに。コールの探索が、王国の真髄をゆさぶる。幻想の歌い手マキリップが遊び唄に込めた、珠玉のファンタジー二部作開幕。
著者等紹介
大友香奈子[オオトモカナコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いおむ
10
原本をなるべく忠実に再現しようとしたのか、翻訳がこだわりすぎたのか、本として読みにくい。しかし言葉の一つ一つからイメージを自分の中で膨らませゆっくりゆっくり浸るように読んでいくと味わい深い。原書を読めない身ではこれが限界。でも面白いですよ。2017/10/10
ぽんちゃん
10
いつの間にかどっかに移動していつの間にか戦ってる…これも決して面白くないわけではないのに物語についていけないし進まないし…原書で読みたいな。うまく世界観も想像がつかなくて辛かった。2015/06/09
指
4
なるほどこれは確かに話がわかりづらい/ていうか登場人物に<象徴>とか<星座>とかがいて架空の神話を背景に二層構造に展開される話が分かりやすい筈もない/翻訳の問題というよりそもそも構造が掴みづらいのだろう。2011/08/28
手のりクジラ
4
とても面白かった、のですが・・・なんだか読みにくかったです。原文とくらべるような語学力はないのですが、訳のせいなんでしょうか?肝心な場面で何が起こったのかいまいち飲みこめず、私の理解力の問題なのかと悩みました(他の方の感想を見てちょっとホッとしました)マキリップさんの話はとっても美しいです。2010/11/02
Riko
3
図書館で借りた2019/02/27