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創元SF文庫
サハラ砂漠の秘密

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  • サイズ 文庫判/ページ数 525p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488517014
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tetchy

118
巨匠ヴェルヌの幕引きに相応しい大著。彼の創作活動は偶然か意図的かアフリカに始まりアフリカに終わることとなった。最新科学の知識に基づいた奔放な創造力による発明の数々、特徴あるキャラクター達、そして未開の地での意表を突く食糧事情など、これまでのヴェルヌ作品のエッセンスを十二分に備えた作品となっている。本書は2つの作品を作者の死後、息子ミシェルが編集して完成させたとされているが、それが実に見事な出来栄えであることに驚かされた。息子の最大の親孝行が本書という形になって残ったのはヴェルヌの魂も浮かばれることだろう。2020/08/31

いの

19
秘密となるとどんなことが隠されているのか浮き立つ自分がいます。少し厚みのある本ですけれど前半のジリジリと迫る恐怖、後半は展開が早くなっていてスリルを思いきり楽しみました。冒険ものを読みたい時には私はヴェルヌの作品を一押しします。いつも以上に身震いするような場面も多くありました。終盤で正体不明の存在が明らかになると驚きと残念な気持ちが同時にやってきました。化学は素晴らしい筈なのに恐ろしい存在にもなります。一致団結して勇気をともにするところは気持ちがいいです。冒険旅行したい時はまたヴェルヌを読みます。2019/11/16

tokko

4
第一部ではアメデー・フロランス氏の旅の記録が淡々と続くので正直疲れた。けれど、第二部に入った途端に、第一部で残されていた謎が解明されてみるみるうちに繋がっていくので本を置くことができなくなった。もう一回最初から読みたくなる。2011/08/12

ats

3
表紙絵の鉄塔にプロペラついたのって雀蜂(作中兵器の名称)ですよねぇ?グライダーがこんな形なわけがない… 伏線もきっちり回収されててきれいにまとまってたと思います。無線通信のくだりが印象に残りました。当時の人間が今は携帯電話で手軽に連絡できるようになると予想した人はいるのでしょうか?それにしてもこれがジュールベルヌが出した作品の中では最後だとか、アフリカにはじまりアフリカに終わるかぁ…なんか深いもんを感じます。2011/02/18

ハカセ

2
国家転覆モノ・・・と言うとちょっとニュアンスが変わるけど、こういう謎の組織・秘密都市があって・・・という話は大好きなので楽しめた。やや、冗漫な部分はあるが話が動き出すと一気に読めた。ヴェルヌは「人に知られない独自の共同体」(ネモ船長一味もある意味秘密組織だし)って設定結構多いなとふと思った。2011/12/09

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