内容説明
天才作家が創造し、すべてのヒロイック・ファンタジーの源となった傑作シリーズを、最新の校訂のもとに贈る第4集。傭兵部隊で気ままな暮らしを送っていたコナンの前に現れた、海賊団の女首領。彼女を追って黒人王国の奥地深く踏み入ったコナンが見たものは、何年も開かれたことのないような城門に守られた死の都であった!勇将の南方国での活躍を描く「赤い釘」など3編を収録。
著者等紹介
宇野利泰[ウノトシヤス]
1909年生まれ。東京大学卒。訳書にブラッドベリ「10月はたそがれの国」他多数。1997年歿
中村融[ナカムラトオル]
1960年生まれ。中央大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
記憶喪失した男
3
三篇からなる。陸地での冒険譚がいちばん印象的。入ったら出られない都があって、面白い。他の二篇もよかった。2016/01/14
ちぬ
2
表題作は傑作です。一般受けも良いと思われ。今回も資料編が素晴らしい。2013/06/01
冬至楼均
1
野蛮対文明。いずれこの国の王になるのかと思うと、最後の言葉は意味深である。 2015/02/01
けいりん
1
再読のつもりで読み出したら、どう考えても読んでなかった(=積読だった)でござるw どれも面白かった。表題作はコナンがほぼ脇役だけど、同時にコナンシリーズならではの作品でもある。2013/08/06
KBS
1
どの話もコナンが蛮人というよりヒーローみたいな感じで頼りになる人物に。収録作は、古代の都に秘境探検ものらしい異常な世界が形成されている『赤い釘』も印象的だったけど、『黒河を越えて』の方が好み。コナンの文明と野蛮というテーマが他の作品よりも前面に出ているのに加え、いつもの美女や悪党の連れ合いとは違う、一人の勇敢で誠実な若者の視点から見たコナンというのがなかなか新鮮だった。2012/04/21
-
- 和書
- 理工系微分学と積分学
-
- 和書
- 地球温暖化と森林・木材