創元推理文庫<br> みすてりい

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創元推理文庫
みすてりい

  • 城 昌幸【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488499129
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

【生誕120周年記念刊行】
人生の怪奇を宝石のように
拾い歩く詩人(『みすてりい』跋より)江戸川乱歩

詩人にして探偵作家、珠玉の傑作選

江戸川乱歩が「人生の怪奇を宝石のように拾い歩く詩人」と評した、詩人にして探偵作家・城昌幸の掌篇傑作選全二巻。本巻では、たった四頁に人生の悲哀が淡彩画の筆致で浮かぶ「ママゴト」、 自殺した男の残した企みが読者にも忘れ難いイメージを残す「スタイリスト」など、自選集『みすてりい』全篇に、探偵小説第一作「脱走人に絡る話」や城左門名義の散文詩的作品などを増補。跋=江戸川乱歩/解説=長山靖生/初出一覧・編集後記=藤原編集室

■目次
Ⅰ みすてりい
艶隠者
その夜
ママゴト
古い長持
根の無い話
波の音
猟銃
その家
道化役
スタイリスト
幻想唐艸
絶壁
花結び
猟奇商人
白い糸杉
殺人婬楽
その暴風雨
怪奇製造人
都会の神秘
夜の街
死人の手紙
模型
老衰
人花
不思議
ヂャマイカ氏の実験
不可知論
中有の世界
跋 江戸川乱歩
あとがき

Ⅱ 補遺・その他の短篇
根の無い話 B・C
幻想唐艸 第三話 思い出
脱走人に絡る話
仮面舞踏会

五月闇
たぶれっと
解説
初出一覧・編集後記

内容説明

江戸川乱歩が「人生の怪奇を宝石のように拾い歩く詩人」と評した、詩人にして探偵作家・城昌幸の掌篇傑作選全二巻。本巻では、たった四頁に人生の悲哀が淡彩画の筆致で浮かぶ「ママゴト」、自殺した男の残した企みが読者にも忘れ難いイメージを残す「スタイリスト」など、自選集『みすてりい』全篇に、探偵小説第一作「脱走人に絡る話」や城左門名義の散文詩的作品などを増補。

著者等紹介

城昌幸[ジョウマサユキ]
1904年東京府生まれ。23年、詩人として日夏耿之介と西條八十の門を潜る。石川道雄、矢野目源一らと興した同人雑誌“東邦芸術”に城左門名義で詩を発表、30年に第一詩集『近世無頼』を刊行する。25年に城昌幸名義で「秘密結社脱走人に絡る話」を“探偵文芸”に寄稿、探偵作家として“新青年”を中心に怪奇・幻想の味わいをもつ掌篇小説を発表する。ショートショートの先駆者としても名高く、戦後は“宝石”の創刊に携わり、のちに宝石社の社長となる。76年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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geshi

32
『みすてりい』と題されてるけど幻想や怪奇を書いた掌編集。星新一のショート・ショートで育った身としては、オチのないフワッとした話に慣れず、どう読んだら良いんだろうと思ってしまうこともあった。『スタイリスト』愛護御自分のスタイルを貫き通す男の幻想が美しく浮かぶ。『猟銃』主人公の様子が現代のネットで勝手にボルテージ上げる人を見ているよう。『絶壁』宗教における神と人の立場を寓意的に描いたように読める不思議な感覚。『模型』夢想はそれ自体が楽しみであって現実になった途端に色あせるのが共感できちゃう。2025/01/02

Kotaro Nagai

10
大正14年から昭和36年までの35編を収録の短編集。桃源社の同名短編集(昭和38年)を完全収録し、7編を補遺・追加したもの。短編というより長くて10ページ程度のショート・ショート作品で、推理ものよりむしろアバンギャルドな幻想作品といった感じ。「人花」(昭和7年)は別のアンソロジーで既読。「波の音」(昭和30年)や「花結び」(昭和25年)といった作品が気に入りました。一方でよくわからない作品もあった。乱歩の跋文が著者の人となりをよく伝えていてさすが。2024/11/19

Inzaghico (Etsuko Oshita)

7
「みすてりい」と銘打ってはいるが、人智を超えた幻想的な話が多数で、乱歩の言葉を借りれば「奇妙な味」か。すとんと落とされて置いてきぼりにされたり、宙ぶらりんのまま(と思っているのはわたしだけかも)終わってしまったり。すべてに明快な答えや終わりがないのも、意外とよい。 「その夜」の時代を超越した闖入者の正体を明らかにされて思わずぽかんとし、「スタイリスト」で偲ばれる個人の強烈な自意識と自尊心に畏怖の念を抱き、「猟奇商人」の最後に虚を突かれてその後大笑いした。2024/11/06

ふるい

5
変人が沢山出て来る。彼等の突飛な行動は、世間的な価値観からは理解されない。『みすてりい』とはそんな彼等の人生の謎に迫った、怪奇・幻想掌篇集だ。「その家」のような空恐ろしい話から、「ヂャマイカ氏の実験」のようなユーモアに溢れたものまで、幅広い作風を楽しめた。あと、建物の描写が精緻な所に著者のこだわりを感じました。とても良かったので、『のすたるじあ』の方もいずれ。2025/06/22

sugsyu

2
表題に反して、ミステリーよりは怪奇、奇想小説に近い。あるいはチェスタトン風?論理の徹底が却って異界に通じる。ベストはある奇人の墓を巡る「スタイリスト」か。死後なお己の美学に他人を巻きこむ妄執に感嘆と恐怖が同時に湧き上がる。2024/11/29

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