出版社内容情報
【生誕120周年記念刊行】
人生の怪奇を宝石のように
拾い歩く詩人(『みすてりい』跋より)江戸川乱歩
詩人にして探偵作家、珠玉の傑作選
江戸川乱歩が「人生の怪奇を宝石のように拾い歩く詩人」と評した、詩人にして探偵作家・城昌幸の掌篇傑作選全二巻。本巻では、たった四頁に人生の悲哀が淡彩画の筆致で浮かぶ「ママゴト」、 自殺した男の残した企みが読者にも忘れ難いイメージを残す「スタイリスト」など、自選集『みすてりい』全篇に、探偵小説第一作「脱走人に絡る話」や城左門名義の散文詩的作品などを増補。跋=江戸川乱歩/解説=長山靖生/初出一覧・編集後記=藤原編集室
■目次
Ⅰ みすてりい
艶隠者
その夜
ママゴト
古い長持
根の無い話
波の音
猟銃
その家
道化役
スタイリスト
幻想唐艸
絶壁
花結び
猟奇商人
白い糸杉
殺人婬楽
その暴風雨
怪奇製造人
都会の神秘
夜の街
死人の手紙
模型
老衰
人花
不思議
ヂャマイカ氏の実験
不可知論
中有の世界
跋 江戸川乱歩
あとがき
Ⅱ 補遺・その他の短篇
根の無い話 B・C
幻想唐艸 第三話 思い出
脱走人に絡る話
仮面舞踏会
譚
五月闇
たぶれっと
解説
初出一覧・編集後記
内容説明
江戸川乱歩が「人生の怪奇を宝石のように拾い歩く詩人」と評した、詩人にして探偵作家・城昌幸の掌篇傑作選全二巻。本巻では、たった四頁に人生の悲哀が淡彩画の筆致で浮かぶ「ママゴト」、自殺した男の残した企みが読者にも忘れ難いイメージを残す「スタイリスト」など、自選集『みすてりい』全篇に、探偵小説第一作「脱走人に絡る話」や城左門名義の散文詩的作品などを増補。
著者等紹介
城昌幸[ジョウマサユキ]
1904年東京府生まれ。23年、詩人として日夏耿之介と西條八十の門を潜る。石川道雄、矢野目源一らと興した同人雑誌“東邦芸術”に城左門名義で詩を発表、30年に第一詩集『近世無頼』を刊行する。25年に城昌幸名義で「秘密結社脱走人に絡る話」を“探偵文芸”に寄稿、探偵作家として“新青年”を中心に怪奇・幻想の味わいをもつ掌篇小説を発表する。ショートショートの先駆者としても名高く、戦後は“宝石”の創刊に携わり、のちに宝石社の社長となる。76年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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花嵐
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