創元推理文庫<br> 運命の八分休符

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創元推理文庫
運命の八分休符

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488498139
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

困ったひとを見掛けると放ってはおけない心優しき落ちこぼれ青年・軍平は、お人好しな性格が災いしてか度々事件にまきこまれては素人探偵として奔走する羽目に。殺人容疑をかぶせられたモデルを救うため鉄壁のアリバイ崩しに挑む表題作をはじめとして、数ある著者の短編のなかでもひときわ印象深い名品「観客はただ一人」など全五編を収める。軽やかな筆致で心情の機微を巧みにうかびあがらせ、隠れた傑作と名高い連作推理短編集。

内容説明

困ったひとを見掛けると放ってはおけない心優しき落ちこぼれ青年・軍平は、お人好しな性格が災いしてか度々事件にまきこまれては、素人探偵として奔走する羽目に。殺人の容疑をかけられたモデルを救うためアリバイ崩しに挑む表題作など、五人の女性をめぐる五つの短編を収める。軽やかな筆致で心情の機微とともに鮮やかな反転を巧みにうかびあがらせる、隠れた傑作と名高い連作集。

著者等紹介

連城三紀彦[レンジョウミキヒコ]
1948年愛知県生まれ。早稲田大学卒。78年「変調二人羽織」で第3回幻影城新人賞を受賞、79年に初の著書『暗色コメディ』を刊行する。81年「戻り川心中」が第34回日本推理作家協会賞を、84年『宵待草夜情』が第5回吉川英治文学新人賞を受賞。同年『恋文』が第91回直木賞を受賞して、恋愛小説の名手として評価を確立する。その後もミステリ的手法を恋愛小説に昇華させた傑作を多数発表。96年『隠れ菊』が第9回柴田錬三郎賞を受賞。2013年没。翌年、第18回日本ミステリー文学大賞特別賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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しんたろー

204
無職のお人好し青年・軍平が素人探偵として活躍する5編の連作短編…まず、連城さんがこのようなユーモアある軽めのミステリを描いていたことに驚いた。とは言え、地の文の美しさ、流れるような展開、切なく哀しい恋心など著者らしい情緒は健在。頭脳明晰だけど誠実な軍平に好感が持てる上、終盤に「そう来るか!」と思わされる反転も見事で、連城ワールドを堪能できた。40年程前に発表された作品ゆえ、若い人には古く感じるかも知れないが「こんな素敵な作家がいた」ことを知って欲しいと改めて思った。復刊版を出してくれた出版社に感謝したい!2020/07/27

chiru

131
好青年探偵,軍平のプロフィール【25歳無職、分厚い丸眼鏡、髪は薄くてガニ股、女性に不器用】でも性格は【誠実・安全・確実】の優良人材。妖艶なヒロインに迫られて謎に挑むお人好し探偵は、冴えない風貌に似合わずレディキラー♡ アリバイを軽やかに崩し、正義フォローを熱く炸裂する軍平はなぜかとてもカッコイイ👍 トリックの反転は鮮やかで、逆転劇ができあがるまでのプロセスを堪能しました‼『観客はただ一人』の宵子と軍平の電話は、恋愛映画のワンシーンを切り取ったかのような、切なくて泣きたくなる名シーンでした💕 ★4.52020/08/23

buchipanda3

121
復刊本。80年代の連作集で話はちょっと古めかしいが、ミステリとしての味わいを十二分に堪能できて面白かった。著者らしい大胆なトリックもさることながら、軽妙さと切なさが入り混じった話も好みだったりする。純朴な青年の軍平が、毎度なぜかきれいな女性と事件に巻き込まれながらも鮮やかに真相を解明。パターンものだがどれも工夫が凝らされており飽きない。軍平と女性との微妙な距離感から寅さんを思い出した。連城さんと寅さん、いや違うよなあと思ったら解説にもあって驚いた。どれもいいが、お気に入りは「邪悪な羊」「観客はただ一人」。2020/06/08

KAZOO

112
連城さんの5つの連作短編集です。私は再読ですが、昔読んだ時はこんな若者向きの小説も書くのかという印象があったのですが今読み直すと時代にあっているような気がしました(時代設定は若干古いのですが)。若いけどさえない風貌の空手で力には自信のあるフリーターが女性(連城さんの遊びで女性の名前は異なりますが全てしょうこと呼べます)のボディガードとなり事件を解決していきます。やはりそれぞれの事件のトリックがものすごく上手です。2023/07/07

アッシュ姉

89
軽やかな語り口が新鮮ながら、お馴染みの連城マジックを堪能できる。隠れた傑作として復刻版が出て嬉しいかぎり。探偵役が個性的で面白い。冴えない風貌だけど心優しくてお人好しな軍平くん。惚れっぽくて美女たちに翻弄されつつも推理はお見事。甘くないビターな味わいが格別。あとがきも素敵だった。2021/02/24

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