出版社内容情報
大胆な仕掛けと巧みに巡らされた伏線、叙情あふれる筆致を融合させて、ふたつとない作家性を確立した名匠・連城三紀彦。直木賞受賞後、著者の小説的技巧と人間を見つめる眼差しはより深みが加わり、ミステリと恋愛小説に新生面を切り開く。第二巻は、著者の到達点と呼ぶべき幻の連作『落日の門』全編を中心に、円熟を極めた後期の功績(レイト・ワークス)を辿る名品十六編を収める。時代を越えて今なお多くの読者を惹き付けて已まない著者の華やかな軌跡を眺望する傑作集。
連城三紀彦[レンジョウミキヒコ]
著・文・その他
松浦正人[マツウラマサト]
編集
内容説明
名匠・連城三紀彦が紡いだ数多の短編群から選り抜いた傑作集第二巻。直木賞受賞以降、著者の小説的技巧と人間への眼差しにはより深みが加わり、ミステリと恋愛小説に新生面を切り開く。文庫初収録作品を含む本巻では、著者の到達点と呼ぶべき比類なき連作『落日の門』全編を中心に、円熟を極めた名品十六編を収める。著者の全貌が把握できるとともに新たな視座を提示する全二巻。
著者等紹介
連城三紀彦[レンジョウミキヒコ]
1948年愛知県生まれ。早稲田大学卒。78年「変調二人羽織」で第3回幻影城新人賞を受賞、79年に初の著書『暗色コメディ』を刊行する。81年「戻り川心中」が第34回日本推理作家協会賞を、84年『宵待草夜情』が第5回吉川英治文学新人賞を受賞。同年『恋文』が第91回直木賞を受賞。96年『隠れ菊』が第9回柴田錬三郎賞を受賞。2013年没。翌年、第18回日本ミステリー文学大賞特別賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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