出版社内容情報
愛知県警捜査一課に君臨する京堂景子警部補は、絶対零度の視線と容赦ない舌鋒の鋭さで?氷の女王?と恐れられている。そんな彼女が気を許す相手は、わが家で帰りを待つ夫の新太郎ただひとり。日々難事件を追ってくたくたになって帰ってくる彼女を、主夫として家事もこなす彼が料理とお酒でもてなしてくれる。そうして夕食を終えて一日の疲れもすっかり癒された頃、景子が事件の悩みを話すと、新太郎が鮮やかに解き明かしていき――。旦那さまお手製の美味しい料理と名推理が、今夜も京堂家の食卓を彩る。デザートまで取り揃えた安楽椅子探偵譚九編。解説=大矢博子
一品目――密室殺人プロヴァンス風
二品目――シェフの気まぐれ殺人
三品目――連続殺人の童謡仕立て
四品目――偽装殺人 針と糸のトリックを添えて
五品目――眠れる殺人 少し辛い人生のソースと共に
六品目――不完全なバラバラ殺人にバニラの香りをまとわせて
七品目――ふたつの思惑をメランジェした誘拐殺人
八品目――殺意の古漬け 夫婦の機微を添えて
デザートの一品――男と女のキャラメリゼ
太田忠司[オオタタダシ]
内容説明
京堂景子は、絶対零度の視線と容赦ない舌鋒の鋭さで“氷の女王”と恐れられる県警捜査一課の刑事。日々難事件を追う彼女が気を許せるのは、わが家で帰りを待つ夫の新太郎ただひとり。彼の振る舞う料理とお酒で一日の疲れもすっかり癒された頃、景子が事件の話をすると、今度は新太郎が推理に腕をふるう。旦那さまお手製の美味しい料理と名推理が食卓を賑やかに彩る連作ミステリ。
著者等紹介
太田忠司[オオタタダシ]
1959年愛知県生まれ。名古屋工業大学卒業。81年、「帰郷」が「星新一ショートショート・コンテスト」で優秀作に選ばれる。2004年発表の『黄金蝶ひとり』で第21回うつのみやこども賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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