創元推理文庫<br> サエズリ図書館のワルツさん〈2〉

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創元推理文庫
サエズリ図書館のワルツさん〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488489137
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「いつでも、お待ちしております。
あなたが『本』を、読みたいと思う限り」

近未来の図書館を舞台に、
本を愛し守る人々を描く
奇跡の物語
書き下ろし短編を含む、好評シリーズ第2弾

戦争の影響と電子書籍の普及により、紙の本が貴重な文化財となった近未来。“特別保護司書官”のワルツさんが代表を務める、本を無料で貸し出すサエズリ図書館を舞台に、本を愛し守る人々の物語が紡がれる! 就職活動に全敗し、希望していた専門職の試験にも体調不良で棄権したチドリさん。自信を失った彼女は、偶然出会った老図書修復家の鮮やかな職人技に魅せられる。その後サエズリ図書館で彼と再会するが、彼は紙の本が稀少化した現実に絶望しており……。図書修復家たちの再出発を描く中編ほか、ワルツさんと電子図書館司書との対立を描く短編や書き下ろしを含むシリーズ第2弾。

■目次
第一話「サエズリ図書館のチドリさん」
第二話「サエズリ図書館のチドリさん2」
第三話「サエズリ図書館のチドリさん3」
第四話「サエズリ図書館のサトミさん」
第五話「電子図書館のヒビキさん」
第六話「サエズリ図書館のタンゴくん」

内容説明

戦争の影響と電子書籍の普及により、紙の本が貴重な文化財となった近未来。“特別保護司書官”のワルツさんが代表を務める、本を無料で貸し出すサエズリ図書館を舞台に、本を愛し本に導かれた人々の物語が始まる―。自信のない就活生と老図書修復家が人生を見つめ直し、再出発する中編、ワルサさんと電子図書館司書との対立を描く短編や書き下ろしほかを収めたシリーズ第2弾!

著者等紹介

紅玉いづき[コウギョクイズキ]
1984年石川県生まれ。金沢大学卒。2006年『ミミズクと夜の王』で第13回電撃小説大賞“大賞”を受賞し、07年同作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

45
紙の本が貴重な時代の私設図書館でのあれこれ。今回は特に不穏な展開があって色々と心塞ぎました。たまに電子書籍を読みますが、違和感が抜けずに読み難い。やっぱり紙の本がいい。それでも紙を作る資源の問題、経年劣化、火災等々の問題があるのは確か。電子書籍化を強要する数百のメールから、遂に刃傷沙汰もあってドキドキ。大きすぎる遺産の維持に改めて気付かされた思い。殺伐とした中にも、図書修復士となった千鳥さん、本当に良かった。犬のポルカとワルツさんが仲良くなってきたのも嬉しい変化でした。これで完結というのが淋しい。2023/09/05

泰然

45
背負えない心の荷物と紙の本を負う生き方が、先端技術の進んでいるカタストロフィ後の世界にあるとしたら。ワルツさんの一途な紙の本への支配欲寸前な愛と優しさは重たいオンナな面もあるが私立図書館の愛され痴書キャラにすることで、就職の道を与え、漠然とした悲しさや寂しさを癒やす紙の本の物語集をイキイキとさせる。残念ながら、わたしたちはこの世で患難がある。諸々のものがデータになっては感情の行き先も見失う。しかし元気を出して、とヒトと患難を共にする紙の本は誰かを待ち続ける。サエズリ図書館を心の中のアレキサンドリアとして。2023/07/15

よっち

37
就職活動に全敗し、希望していた専門職の試験にも体調不良で棄権したチドリさん。自信を失った彼女は、偶然出会った老図書修復家の鮮やかな職人技に魅せられる第二弾。ワルツ図書館でボランティアとして働き始め、図書修復家を目指すチドリさんが直面する紙の本が稀少化した現実。電子図書館司書との対立も描かれつつ、時折登場するかつての登場人物たちもこの物語を紡いでゆく上で欠かせない存在になっていて、悩んでいた千鳥さんもこれからの道が定まって良かったなあと思いましたが、個人的にはサトミさんの短編に全部持っていかれました(苦笑)2023/06/29

Roko

33
文庫化に当たって、単行本に収められた内容に2篇(第五話と第六話)が追加されています。 この図書館で働く人たちは、それぞれの人生がこれからどうなっていくかはわからないけれど、この図書館で過ごす時間が貴重なものだと感じながら生きています。 この図書館が、いつまでもこの町で生き続けていきますように。2023/07/11

yosa

24
創元推理文庫になってとてもしっくりした気がします。書き加えられた新たなるエピソードは物語の隙間を埋めて全体の完成度を高めているのと同時に、ワルツさんというキャラクターの紅玉ヒロインとしての純度や硬度、苛烈さを高めていてファンとしても嬉しい増補です。ミステリとしては軽めで可愛らしいものではあってもそこにある気丈さや傲慢さ、気高さは、それが例え読み手を選ぶ理由になってしまっているのだとしても選ぶ人や届く人には間違いなく心に残る物語にしてしまいます。そしてこういう本はあのベージュの背表紙がとても似合うのですよ。2023/09/13

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