創元推理文庫<br> 名月一夜狂言―人形佐七捕物帳ミステリ傑作選

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創元推理文庫
名月一夜狂言―人形佐七捕物帳ミステリ傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 608p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488478216
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ミステリ界の巨匠による
人気捕物帳シリーズから、
本格ミステリを厳選した決定版!
『獄門島』『悪魔の手毬唄』へと
繋がる作品を含む全十七編

神田・お玉が池に住む岡っ引きの佐七親分。京人形のような色男ぶりから「人形左七」と呼ばれる彼は、頭脳明晰で多くの事件を解決する名探偵でもあった。羽子板のモデルになった娘が次々に殺される、佐七初登場作「羽子板娘」。隠居した元大身の旗本が主催する、文人や役者と語り合う会で招待客が殺されるが、何故か手掛かりが続々と見つかる「名月一夜狂言」。恋女房のお粂、子分の辰五郎と豆六と共に活躍する、佐七の名推理を描いた15編を収録。ミステリ界の巨匠による人気捕物帳シリーズから、選りすぐりの本格ミステリを収録した決定版!

■目次
「羽子板娘」
「名月一夜狂言」
「戯作地獄」
「生きている自来也(じらいや)」
「出世競べ三人旅」
「鶴の千番 」
「春色眉(まゆ)かくし」
「彫物師の娘」
「春宵(しゆんしよう)とんとんとん」
「狐の裁判」
「当り矢」
「風流女相撲」
「たぬき汁」
「遠眼鏡(とおめがね)の殿様」
「呪いの畳針」
「ろくろ首の女」
「初春笑い薬」

内容説明

神田・お玉が池に住む岡っ引きの佐七親分。京人形のような色男ぶりから「人形左七」と呼ばれる彼は、明晰な頭脳で難事件を解決する名探偵でもあった。羽子板のモデルになった娘が次々に殺される「羽子板娘」。月見の宴で招待客が殺され、四つの証拠品がそれぞれ別の客が犯人だと示唆する「名月一夜狂言」。ミステリ界の巨匠による人気捕物帳シリーズから17編を厳選した決定版!

著者等紹介

横溝正史[ヨコミゾセイシ]
1902年兵庫県生まれ。大正期より執筆活動を始める。乱歩に招かれて博文館に入社、雑誌「新青年」編集長としても活躍した。32年に退社し作家専業となる。48年『本陣殺人事件』で第1回探偵作家クラブ賞を受賞。『獄門島』『八つ墓村』『犬神家の一族』ほかの“金田一耕助”シリーズなど、数々の名作で人気を博した。81年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

だるま

17
全180作ある人形佐七捕物帳の中から、本格ミステリの要素の強い17作を選んだ傑作集。金田一耕助以前は、横溝正史の人気の源だったシリーズとの事だけど、私は全く読んでいなかった。こういう形でベスト版が出たので、気になって初読み・・・うーん。良さが分からない。捕物帳自体が苦手なのかな? 本格ミステリと言っても、手掛かりが後出しだったり、海外作品のトリックの流用だったりして、素直に謎解きを楽しめなかった。それでも、見立て殺人や一人二役など、後の金田一物の元ネタみたいなアイデアが見受けられて、そこだけは面白かった。2024/02/01

Urmnaf

10
しかし最近は本も高くなったもんで、割と厚手とはいえ文庫本で1,500円(税別)て。もはや気軽には買えませんなあ。お玉が池のイケメン岡っ引き佐七の捕物帳。現代ミステリなら当然に使われる科学捜査なしでの犯人との知恵比べ。ある種の縛りプレイ。それだけにホームズ譚にも通じる探偵小説の醍醐味がここにある。文化習俗的に異世界とも言える江戸の世は、いまいちピンとくるものが少なくなった現代ミステリのフロンティアかもしれません。2024/02/07

marty@もぶおん学

6
人形佐七シリーズは未読だったので、本傑作選で雰囲気を堪能できた。時代ものということもあり、佐七と妻のお粂、子分の辰五郎・豆六とのやり取りが軽妙な落語のようであり、全体的に人情もの的なオチで読後感も良く気軽に読めるが、さすが探偵小説の大家の手によるだけあってトリックへのこだわりも感じられる。表題作の他、「鶴の千番」「彫物師の娘」あたりが印象に残った。「遠眼鏡の殿様」の筋立ては、金田一耕助シリーズの「猟奇の始末書」と共通するところもある。2024/04/27

Chocolat

5
読みたくてもなかなか売っていない人形佐七,本格物寄りの選出との帯を見て購入。奥の初出情報を見ると,戦前に始まり,一部は金田一耕助にかぶっているようだ。後半ほど普通に謎解きが多くなり,面白い。でも,ちょっと軽すぎる気もして,人形佐七はこれで卒業の予定。2024/01/16

Tatsuo Ohtaka

4
「人形佐七捕物帳」から、ミステリ色が濃い17篇をセレクト。全部で600ページ近くあるので、通勤の合間に拾い読みしていた。1938〜55年に書かれているが、江戸時代が舞台なので全然古びていないし、トリックやアリバイ崩しなど仕掛けもなかなか。さすが大横溝だ。2024/01/23

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