創元推理文庫<br> 深夜の散歩―ミステリの愉しみ

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創元推理文庫
深夜の散歩―ミステリの愉しみ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 398p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784488478124
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

深夜、男は一冊の推理小説にそっと手をのばす。そこで彼は書物のなかを出掛ける。走ったり、ひと休みしたり、時々は欠伸したりしながら、いい気になって歩き廻っていると、そのうちにあたりは白々と明けてくる。真犯人を捕まえるまでは、この散歩を途中で止められないのだ――。博雅の文学者にして推理小説愛読家である三人が、海外推理小説を紹介する読書エッセイ。推理小説を読み解く愉しさを軽やかに、時に衒学的に、余す所なく語り尽くす歴史的名著が甦る。

内容説明

博雅の文学者である三人が、探偵小説を読む愉しさを軽やかに、時に衒学的に、余すことなく語り尽くす名著。海外探偵小説を巡る、優雅な読書エッセイ。

目次

深夜の散歩(福永武彦)(Quo vadis?;ソルトクリークの方へ;ヘロンズ・パーク陸軍病院の方へ ほか)
バック・シート(中村真一郎)(アイソラの街で;英国の疎開地で;クイーン検察局で ほか)
マイ・スィン(丸谷才一)(クリスマス・ストーリーについて;すれっからしの読者のために;長い長い物語について ほか)

著者等紹介

福永武彦[フクナガタケヒコ]
1918年福岡県生まれ。東京帝国大学卒。72年『死の島』が第4回日本文学大賞を受賞。ミステリに造詣が深い。79年没

中村真一郎[ナカムラシンイチロウ]
1918年東京府生まれ。東京帝国大学卒。小説を多数発表する一方、浩瀚な評論活動も展開する。89年『蛎崎波響の生涯』が第27回藤村記念歴程賞ならびに第41回読売文学賞を受賞。97年没

丸谷才一[マルヤサイイチ]
1925年山形県生まれ。東京大学大学院修士課程修了。68年「年の残り」で第59回芥川賞、74年『後鳥羽院』で第25回読売文学賞など数々の文学賞を受賞。2011年には文学的功績により文化勲章を受ける。12年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

122
この本は、むかし早川書房から出版された本とその後講談社版で読んだことがあり何度目かの読書です。書かれている方が私の好きな文学者の福永武彦、中村真一郎、丸谷才一の諸氏で読むたびにミステリーに対する見方を再認識させられます。また比較的短い文章なのですが書評あるいは評論の文章について教えられることが多く勉強になります。また再読したくなるミステリー候補作が増えました。2019/12/07

燃えつきた棒

47
今日は何故かまったく集中力を欠いている。(実際は、別に今日に限ったことでもないのだが。) 「夜明け前」は荷が重いし、ましてや「賜物」などもってのほかだ。 何を読もうか探しても、なかなか決まらない。 ようやく手に取ったのが本書だ。 副題が「ミステリの愉しみ」。 肩の凝らないこと高田純次の散歩のようだが、それでも十分食指をそそる。 ましてや、執筆陣が、福永武彦、中村真一郎、丸谷才一とくれば、文句のつけようがない。 2020/03/26

ハスゴン

33
当然今からすると古さは否めないが昔読んだものを、改めた版で読むのも楽しいですね。2019/11/03

yokmin

28
というわけで、クエンティンの「二人の妻をもつ男」と「わたしの愛した悪女」を読むことにする。→ 丸谷才一「すなわちぼくたちは、クエンティンを読みながら、たとえ妻に裏切られるという苦痛に出会っても、今よりいっそう賢くなるという代償があるわけだと漠然と考えて、みずからを慰めるのである。妻がくるりと背中を向けて寝入ってしまったあとで、ダブル・ベッドのなかで読む本として、一冊のクエンティンにまさるものをぼくは知らない」2022/01/28

ソングライン

21
昭和30年代に書かれた探偵小説好きの3人の作家によるエッセイ集です。深夜の散歩とは夜更けに、探偵小説に向かい合う楽しい時間を表わしています。福永武彦は、実際の作品の面白い点、探偵たちの特徴を最も具体的に語り、中村信一郎は探偵小説は文学であることの考察を行い、丸谷才一は探偵小説に精通していない人にもわかるように、探偵小説に特有な用語、約束事を分かりやすく説明してくれます。2020/09/17

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