内容説明
親友・直海の祖母の家を訪ねたら、台所に見知らぬ少年が忍び込んでいた!煎餅を盗もうとしていた彼は、家主に見つかり慌ててとんでもない行動に…(表題作)。美波の家の隣に建つ洋館に住む水島のじいちゃんは、身近で起こる様々な事件の真相を、聞いただけでズバリ言い当てる。表題作を含む五編収録の、ライトな本格ミステリ短編集。大人気「美波の事件簿」シリーズ、前日譚。
著者等紹介
谷原秋桜子[タニハラショウコ]
2001年、富士見ミステリー文庫より長編『激アルバイター・美波の事件簿 天使が開けた密室』を発表し、デビュー。06年、新作長編『砂の城の殺人』を刊行し、作家活動を再開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
102
美波の事件簿その4。エピソード0的な連作短編集。なんかモヤモヤするような感じも最後にうまくまとまった。2016/05/03
ぶんこ
40
シリーズ物の番外編のような作品だったようです。美南さんや修矢君が出てくる本を読んでいるはずなのですが、忘れていました。だからか(かのこさん)も誰だったか思い出せません。ミステリーではよく使われる手法なのでしょうが、思わせぶりな推理説明にイライラ。今日の私の気分には合わなかったようです。2018/03/23
nemuro
35
谷原秋桜子の本シリーズ作品は①『天使が開けた密室』、②『龍の館の秘密』(2006年12月22日初版)、③『砂の城の殺人』の3冊で、更に前日譚の④本書(2009年8月28日初版/2009年9月「文教堂書店函館テーオー店」購入)、⑤『鏡の迷宮、白い蝶』(2010年11月30日初版/2010年12月「リーブルなにわ」購入)の2冊。うち②④⑤が本棚にあって①③はいずれかの段ボール箱の中。ブログ内を検索したところ①~③は読メ登録(2009年1月)以前に読了していて本書は2009年11月以来の再読。全く新鮮に面白い。2024/10/26
み
22
面白かったぁ♪ケンゾウもモネも良かったねぇ。かのこさんったら望んでだったとは(^^)シリーズ残り1作になっちゃったぁ。パパは戻ってくるのかな?2017/03/23
那由多
21
シリーズものの四作目とは知らずに手に取ってしまった。しかし前日譚だったから問題はなかった。語り手が持ってくる謎を、本編では既に亡くなっている水島のおじいちゃんが解いていく形式。面白かったが、水島老人が居ないのなら本編に行くのは悩む。でもワンコのモネが可愛いから、やっぱり行っちゃおうかなと悩む。2021/11/10
-
- 電子書籍
- comic Berry's クールな御…
-
- 和書
- 貧困と飢饉