創元推理文庫<br> ぼくと、ぼくらの夏

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創元推理文庫
ぼくと、ぼくらの夏

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488459192
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

暑い夏、ぼくが出会ったのは、彼女と殺人事件だった・・・・・・
「君がシャーロック・ホームズで、おれがワトソンだ」
青春ミステリの金字塔
毎夏、読み返したくなる不朽の名作

暑い夏休みの朝、高校2年の戸川春一は同級生・岩沢訓子が、稲城大橋から飛び降り自殺をしたことを、刑事である父親から知らされる。あんなまじめそうな子が、自ら命を絶つなんて。その日の午後、彼女の死を偶然に出会った酒井麻子に伝えると、なぜか一緒に事件を探る羽目に。麻子は訓子とは中学からの親友で、高校入学後から距離をおかれて悩んでいたという。二人の探偵行は、新たな事件を引き起こし……。決して古びない瑞々しい文体で評判となった、青春ミステリの傑作。

内容説明

夏休みの朝、暑さと蝉の声で目醒めた戸川春一は、同級生・岩沢訓子が自殺したことを、刑事の父親から知らされる。その日の午後、酒井麻子と出会ったことで、春一は二人で訓子の死の理由を探る羽目に。二人はバイクで同級生たちを訪ねて証言を集め、事件を調べていくと、本当に自殺だったのか疑問が湧き始め…。瑞々しい文体と気だるい空気感が魅力の、青春ミステリの決定版。

著者等紹介

樋口有介[ヒグチユウスケ]
1950年群馬県生まれ。國學院大學文学部中退後、劇団員、業界紙記者などの職業を経て、1988年『ぼくと、ぼくらの夏』でサントリーミステリー大賞読者賞を受賞しデビュー。1990年『風少女』が第103回直木賞候補となる。2021年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

80
第6回サントリーミステリー大賞読者賞。 同級生の女の子の自殺の謎を追う著者お得意の 青春ミステリーである。 やや軽過ぎで、出来過ぎな展開だが、 軽快で楽しく読める。設定も陳腐だが、 書きっぷりも気持ち良い…まさに青春ミステリーだった。2024/09/03

nemuro

48
大好きな作家・樋口有介のデビュー作。本年3月「ジュンク堂書店札幌店」での購入。「本書は1988年、文藝春秋より単行本刊行され、91年文春文庫版が、2007年に新装版が刊行」。本棚には文春文庫・新装版(2014年7月「ブックオフ網走店」購入/未読)も鎮座。既読の気もするが“デビュー作へのオマージュ”とされる『窓の外は向日葵の畑』(2013年1月、芦別「川島書店」購入/同年2月読了)との勘違いも排除できず、案外、初読なのかもしれない。本作にて38歳でデビュー。“永遠の38歳”<柚木草平>シリーズを予感させる。2024/12/06

よっち

39
暑い夏休みの朝、同級生の岩沢訓子が飛び降り自殺をしたことを、刑事である父親から知らされる高校2年の戸川春一。彼女の死を偶然に出会った酒井麻子と一緒に事件の真相を探る青春ミステリ。訓子とは中学からの親友で、高校入学後から距離をおかれて悩んでいた麻子。そんな彼女と一緒に事件の真相を探るうちに新たな事件に直面する二人。淡々としても意外と器用でそつなくこなす春一と父親の関係、意外といじらしい一面を見せる麻子とのコンビもなかなか良くて、昭和の時代感を感じながら読みましたけど、意外な真相も含めてなかなか良かったです。2023/12/04

ツバサ

22
探偵とワトソンが高校生なのにハードボイルドの雰囲気が漂っていて、良い。味のある会話や遠回りな比喩、掴みどころのない主人公・戸川が魅力的で、真実に辿り着いた結末は見事でした。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/11/03/2100002023/11/03

おうつき

19
最初の一ページ目を読んで、その文体に引き込まれた。淡々と描かれていく高校生達の会話がもうたまらない。自分が生まれるよりも前に発表された作品だが、どこかノスタルジックな気分に浸ることができた。ミステリとしてはまず真っ先に予想するであろう場所に落ち着いてしまった感はあるが、真相に迫っていく過程が読ませる。現代の感覚で読み進めると流石にそれはどうなのと思ってしまうような描写もあるが、そんな部分も含めて面白かった。解説で米澤穂信が影響を受けていることを知るが、それもなんだか納得がいった。2024/07/03

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