内容説明
デパートの幽霊屋敷で発見された首吊り死体。だが、警察が駆けつけると肝心の死体は消え失せていた。事件に関連して指物職人の圭次郎が取り調べを受けたのを皮切りに、圭次郎の親方が入院し、その病院で火事が起き、ロビーに掛けてあった時計が盗まれ、かわりに稲穂が残されていて…と、不可解な事件が相次ぐ。江戸の稲田小僧が現代に復活したのか?!名探偵シリーズ第三弾。
著者等紹介
戸松淳矩[トマツアツノリ]
1952年12月31日、京都生まれ。’75年、学習院大学文学部卒。’79年、『名探偵は千秋楽に謎を解く』でデビュー。『名探偵は九回裏に謎を解く』を上梓後、雑誌に「墨田川幽霊グラフィティ」を連載して沈黙。2004年、大作『剣と薔薇の夏』で劇的な復活を遂げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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桂 渓位
3
殺伐とした雰囲気が無い分、軽い気持ちで楽しめるミステリーでした。 小円師匠のキャラが、妙に笑えます。2019/06/02
つむじ
2
シリーズ第3弾。昭和の匂いぷんぷんなのも道理、1979年、80年、そして本作が1987年の作でした。推理物としては物足りないものの、事件の謎を追う高校生3人組のドタバタとしてみれば、なかなか面白い出来です2012/11/10
まほろば
1
今回も面白く最後まで読めた。三人組が高校三年生になっていてこれで最後のようだが、残念。もっと続けてほしい。テンポのいいやりとりでどんどん読めた。2018/07/30
ティーゼル
1
片付けしてたら出てきた。再読。古き良き時代の愉快なお話v2017/03/26
kanamori
1
☆☆★2012/10/18