内容説明
駿河湾沖を震源とする大規模な地震が発生し、各地に被害をもたらすなか、土砂崩れの中から二つの屍体が発見された。六本木界隈に蔓延する奇怪な噂「恐怖の問題」をなぞったかのような状況に興味を覚え、天才少年・牧場智久は噂の原型と発生源を調べ始める―。すべてが五里霧中の展開に眩暈を覚える異様な力作長編。少年探偵・牧場智久、第二の事件。
著者等紹介
竹本健治[タケモトケンジ]
1954年兵庫県生まれ。東洋大学哲学科中退。77年、雑誌「幻影城」で大作『匣の中の失楽』の連載を開始しデビュー
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
13
六本木界隈に蔓延する都市伝説「恐怖の問題」。その話をなぞったかのような二つの屍体が大規模な地震のために起こった土砂崩れをきっかけに発見される。その状況に興味を覚えた牧場智久は、姉の典子らと共に噂の原型と発生源を調べ始めるが・・・2017/03/05
LIAN
3
場面転換が多く、読みながら2回も寝てしまった(-.-) イマイチ乗り切れず。シリーズなので、他の作品も読んでみたい。2010/08/09
Kemmel
2
[電子書籍] 詰め将棋と怪談をモチーフにしたミステリ作品。各章がいろんな場面に飛ぶので、中盤まで全体像が把握しにくいかなぁ。散乱した物語をラストでどうまとめるか期待しましたが...ちょっと肩透かしでした。謎解きより、中盤で解説される将棋の歴史のほうが興味深かったです。2016/08/16
IKUNO
2
ミステリとしてはどうかな、という内容です。 大雑把に言って、詰将棋と将棋の歴史に興味のある方にはおすすめかも、という感じです。 2015/01/03
arnie ozawa
2
都市伝説をストーリーに組み込んだ作品と云うことで読んでみたけど思ってたんと違う、と。このオチは無いよね。2014/09/23