創元推理文庫<br> 二度のお別れ

個数:
電子版価格
¥495
  • 電子版あり

創元推理文庫
二度のお別れ

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年07月14日 04時04分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 233p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488442019
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

四月一日午前十一時半、三協銀行新大阪支店に強盗が侵入。四百万円を奪い、客の一人をピストルで撃った後、彼を人質にして逃走した。大阪府警捜査一課は即刻捜査を開始するが、強奪金額に不服な犯人は人質の身代金として一億円を要求、かくして犯人と捜査陣の知恵比べが始まる。トリッキーかつ軽妙な会話が魅力の“大阪府警捜査一課”連作第一弾、著者の記念すべきデビュー作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chiru

106
『悪果』というダークな警察小説を先に読んだので、作者が同じとは信じられなかった。『悪果』が「陰」なら、こちらは「陽」。刑事二人の掛け合いがハイテンポでユーモアがあって好き。スリリングな攻防も秀逸ですが事件はまさかの迷宮入り。誘拐ものは、その方法が奇想天外になるのがベターですが、トリックは早々に見ぬけてしまう。でも、あっと言わせる最大の衝撃は『タイトル』がラストまで握ってた…うまい作りだなあって感嘆。「グリコ森永事件」との類似から実際に警察の聴取を受けた作品。色んな意味でおすすめ。★4.52019/04/03

修一朗

102
読んでてなんだか既視感があるなぁと思ったら,あぁ,グリコ・森永事件ではないか。これがあの有名な「黒川博行さん,迷惑にも警察に疑われる事件」の元ネタ作品でしたか…。身代金の受け渡しシーン,堪能しました。軽妙な大阪弁トークはデビューから変わらず,でも疫病神シリーズとかと違って,こっちはバディキャラで魅せるというよりは,トリック重視の本格推理ものだったのがちょっと意外だった。十分面白かったけどね。黒まめコンビは本格推理系だということが分かったので,次「8号古墳」へ…2017/11/05

zero1

94
犯罪を行うメリットはあるか?大阪を舞台に、捜査一課の黒マメコンビが事件を追う。約400万円を奪い人質と逃走した犯人。その後、身代金1億円の要求が。会話にユーモアがあり、上司の無能さなど笑えるが鋭い指摘も。題名の理由は最後のページに書かれている。このデビュー作のために、黒川はグリコ・森永事件で週刊現代から犯人扱いの記事を書かれ、住民票の不正取得さえ行われた。モデルとなったのは三菱銀行人質事件(1979年)。読メでの登録が145件と少ないのが不思議なくらいの秀作。1983年サントリーミステリー大賞佳作。2019/04/19

セウテス

72
大阪府警シリーズ第1弾、黒川氏デビュー作品。銀行強盗が飛び掛かってきた男性を人質として誘拐、新たに一億円の身代金が要求される事件。身代金の受け渡しを巡り、犯人と警察の駆け引きが見所であり、グリコ森永事件との関連を疑われた話題作でもある。シリアスな展開の中、黒マメコンビの良くも悪くも軽快な大阪弁が、作品をテンポ良く読み易く仕上げているのは実に巧い。トリックよりはプロット優先の、読ませる警察小説になるのだろうが、ならばこそ謎解きの場面にこだわりが欲しかった。なんとも切ない幕切れが、心に沁みる様に残る話である。2016/09/14

aquamarine

72
著者のデビュー作であり黒マメコンビのシリーズ一作目(てとろどときしんは既読)。疫病神シリーズのリズムの良い掛け合いやスピード感を知っていると少しテンポがゆっくりには感じますが、それでもとても読みやすいです。内容は銀行強盗が人質ごと逃げて、その人質に身代金一億円が要求されるというもの。正直途中で犯人は予想できてしまったのですが、それでも夢中になって読みました。そしてたどり着いたのはなんともやるせない重いラスト。確かに華はないかもしれませんが私は古くても古臭くはなくむしろ渋いこのコンビの話はとても好きです。2015/10/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/528795
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品