創元推理文庫<br> トリカゴ

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創元推理文庫
トリカゴ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 464p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488434229
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

【第24回大藪春彦賞受賞作】

【読書メーター読みたい本ランキング第1位】
(週間/単行本/集計期間:2021/9/19~9/25)

重苦しいテーマに向き合いながら、
雪折れしない柳のように
やわらかな文章が魅力的だ。宮部みゆき(2021年11月21日読売新聞)

辻堂ゆめの現時点での
最高傑作であり、作家としての
ステップアップを告げた作品。千街晶之(本書解説より)

蒲田署刑事課強行犯捜査係の森垣里穂子は、殺人未遂事件の捜査中に無戸籍者が隠れ住む生活共同体を発見する。その共同体で暮らす二十代の女性ハナが事件の容疑者となっていた。捜査が彼女たちの暮らしを壊すのではないか――そう葛藤を抱きつつ調べを進めるうち、里穂子は過去に日本中を震撼させた未解決の“鳥籠事件”との共通点に気付き……。胸を衝く真相に涙する辻堂ミステリの到達点! 第24回大藪春彦賞受賞作。

内容説明

蒲田署刑事課の森垣里穂子は、殺人未遂事件の容疑者ハナを尾行中、無戸籍者が隠れ住むコミュニティを発見する。彼らが唯一安心して暮らせる場を、警察の捜査が壊すかもしれない―里穂子は苦悩しながら調べを進めるうち、かつて日本中を震撼させた未解決の“鳥籠事件”との共通点に気づく。刑事たちが執念の捜査の末に辿りついた、胸を衝く真相とは。第24回大藪春彦賞受賞作。

著者等紹介

辻堂ゆめ[ツジドウユメ]
1992年神奈川県生まれ。東京大学卒。第13回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作『いなくなった私へ』で2015年デビュー。2022年、本書で第24回大藪春彦賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あきら

33
こんな洞察力が欲しい。緊張感のある読書体験が味わえます。物語の組み立て方が素晴らしいと思います。おすすめです。2025/03/03

よっち

24
殺人未遂事件の容疑者は無戸籍だった。刑事の里穂子は捜査を進めるうちに、かつて日本中を震撼させた鳥籠事件との共通点に気づくミステリ。殺人未遂事件の捜査中に森垣里穂子が偶然発見する無戸籍者が隠れ住むユートピア。未解決事件として鳥籠事件を追う羽山との共闘、そして家庭を後回しにしてめり込んでゆく捜査がユートピアの崩壊に繋がるのではないかという葛藤。突きつけられた難題は思いもよらない形で意外な繋がりが明らかになっていって、何とかしようと執念で奔走し続けた里穂子の尽力が理解されて、報われる結末には救われる思いでした。2025/02/11

NAOAMI

14
かつてペットの鳥と共にネグレクトされた兄妹。その消息が無戸籍者が隠れ住むコミュニティに?犯罪捜査の流れで彼らに近づき生活をフォローしたい所轄刑事の里穂子と、本庁でお蔵入り事件を地道に継続捜査する野心家刑事とのタッグで真実を追求。母親からの隔離保護~誘拐・行方不明となった兄妹と、無戸籍コミュニティのリョウとハナが同一人物なのか否かが焦点となるも、引っ張り過ぎのミスリード見え見え。ワクチン接種できてなかった無戸籍3世幼児の急病が発端となり事態は急転、真実になだれ込む後半はスリル満点の筆致。園村女史、勝ちすぎ。2025/03/03

ナオ

14
面白かった!著者の辻堂ゆめの字面が、私的に甘く感じられて、理由もなく手にとって来なかったのですが、ミステリの作家さんだったとは。そして、途轍もなく面白かった。創元推理文庫じゃなかったら手に取らなかったかもしれないから、創元さんにも感謝。容疑者が無国籍者と分かり、そしてある有名な未解決事件の関連にも気がつく。もう冒頭から引き込まれて。いやー、面白かった。二転三転の事実にのみ込まれて、ため息とともに読み終える。 こんなコミュニティ、実際にありそうなのが哀しい2025/02/26

lisa

13
当たり前のように社会と繋がり、当たり前のように生きていく事ができる私たち。でも、戸籍が無いためにその当たり前さえも出来ない人たちもいる。前に若い子たちの無戸籍についてのニュースを観たことがあったけれど、実はそんなに珍しいことでも無いんだな、と思った記憶がある。でも、それは氷山の一角で、表に出てこられない人たちも沢山いるのだと思う。色々な法改正もあり、リョウやハナたちが生き易い世界になるといいと強く願う。2025/03/09

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