創元推理文庫<br> 退職刑事〈6〉

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創元推理文庫
退職刑事〈6〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 283p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488434076
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

お前がいま手がけているのは、どんな事件だね?所在なさそうな父に訊かれて話した、写真うつりのよい女の一件。それが全ての始まりだった。目から鱗が落ちるとは言い得て妙、あのとき父が看破した真相には正直愕然としたものだ。その後も名推理に助けられること数知れず。警視庁捜査一課の現職刑事である私の存在意義は、一に退職刑事の息子だということにあるのだろうか…。

著者等紹介

都筑道夫[ツズキミチオ]
1929年東京生まれ。小説の著書多数のほか評論、翻訳分野でも活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

58
シリーズ第6弾。〔再読〕退職刑事も最後の作品です。論理の謎解きだけではなく、出来るスタイルは全てやってしまおう、という感じの8短編です。本シリーズを教科書にしていると言う西澤保彦氏は、「贋作退職刑事」というパスティーシュ作品まで描いています。西澤氏だけでなく、数多くの作家の皆さんが意識する作品という意味でも、一読の価値在るシリーズです。「拳銃と毒薬」は、安楽椅子探偵では非常に珍しい、いつもの人物設定が反対になります。こうした発想力に於いても、ミステリーの単純な楽しみ方や、逆に奥深さを教わったシリーズです。2017/01/13

ミーホ

36
ついにシリーズ読了!!解説が西澤さんの神本だというのに、ケイジャンチキン(赤くて辛いソースまみれ)を食べこぼすというハプニングに見舞われ(ºωº)・・・凹む。やっぱり初期の頃が好きだけど、解説を読んであのままの調子で進んでも中弛みになったであろうという事や、パズラー作品のジレンマと戦った軌跡である事がわかり、とてもすばらしい解説でした(西澤贔屓コメントw)将棋の駒のようなお父さんの顔が見たくなったらまた再読しよう♪作家の椿さんが親子の会話にいいエッセンスだった。ツバキさんはツヅキさんなのか???2016/08/06

coco夏ko10角

16
退職刑事シリーズ、8編収録。『拳銃と毒薬』入院してる息子を父が見舞って…こういうパターンもあるのかと楽しんでいたらオチ。『耳からの殺人』たまたま電話した先で殺人が。西澤保彦さんの解説ぎっしり。2022/11/24

ぶんぶん

13
【図書館】とうとう、シリーズ最終巻を読み終わってしまった。 シリーズ後半になると純粋な謎解きロジックで無くなって来る。 安楽椅子探偵の物語をいろいろな角度からチャレンジする話が多くなる。 退職さんが現場に出掛けるとか、現職さんが撃たれて寝たきりとか、ルール破りも増えて来た。 しかし、この狭いルールの物語を、よくぞここまで続けて来たものと思う。 1巻から6巻まで一気読みして改めて凄いと思う。 毎回いろいろなパターンにチャレンジした都筑道夫に敬服します。 退職刑事よ永遠なれ! 2016/07/13

sword.t61

2
退職刑事シリーズをのんびり通勤読書で消化。1話あたりのボリュームがちょうどいいんですよね。安楽椅子探偵ものに向き合う苦悩などが感じられるあとがきや解説も読み応えがあります。何度でもいいますが、現職さんと退職さんがいる、それだけで十分!笑2024/06/04

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