内容説明
話半ばで目を閉じ、眠ってしまったかに見える父だが、油断はできない。こうしているときに思考回路はめまぐるしく動いているに違いないのだ。それが証拠に、私にはおよそ目鼻をつけられなかった事件が、鮮やかに解きほぐされていく…。ダイイング・メッセージから犯人を割り出す「乾いた死体」や暗号もどきを解読する「筆まめな死体」など、現職刑事の手に余る難題に往年の辣腕を揮う、退職刑事の事件簿七編を収録。国産の“安楽椅子探偵小説”定番中の定番として揺るぎない地位を占める、名シリーズ第三集。
著者等紹介
都筑道夫[ツズキミチオ]
1929年東京生まれ。「やぶにらみの時計」「猫の舌に釘をうて」「誘拐作戦」「三重露出」「血みどろ砂絵」「七十五羽の鳥」など小説の著書多数のほか「黄色い部屋はいかに改装されたか?」に代表される評論、キャノン「酔いどれ探偵街を行く」などの翻訳分野でも活躍
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