創元推理文庫<br> 嫁洗い池

電子版価格
¥495
  • 電書あり

創元推理文庫
嫁洗い池

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 315p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488430023
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

『ミミズクとオリーブ』に引き続き、作家とその妻、そして同郷の刑事が繰り広げる掛け合いの妙が、何とも言えない直木賞作家による安楽椅子探偵ものの第二弾。そして、郷土料理を中心に、本集でも読むだけで涎の出そうな料理や食材の数々が登場する。大根の雪花、イリコ、塩アンの丸餅、アラメ、ヒャッカ、豆腐の兄弟煮、関東炊き…。美食と推理の華麗な競演をお楽しみあれ。

著者等紹介

芦原すなお[アシハラスナオ]
1949年香川県生まれ。早稲田大学文学部卒、同大学院博士課程中退。『青春デンデケデケデケ』で文芸賞、直木賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

猿吉君

59
ミミズク2作目、話の腰を折りまくる旦那さんとホームズの転生を疑うぐらいに何でも解決する奥様の名コンビ、安心して読めます。①事件よりも奥様の推理のせいでどんどん出世する友人の河田刑事が持ってくる素材をどうやって激ウマな料理にしていくのかに力点が置かれているような(笑)②上手い事旦那様を遠隔操作して犯罪現場からネタを持ってこさせる奥様、箱入り娘といいつつも物凄いやり手。③3作目でミミズクに子供ができるな。点数80/100→パターン化した展開なので好きな人はハマる、私はややハマりなので3作目も読みます。2023/08/17

hirune

59
身勝手な犯人による陰惨な事件が多いですが、作家のぼくと河田警部のちょっとしつこい漫才みたいなやり取りと奥さんのホンワカした雰囲気と可愛いミミズク夫婦がいい具合に緩めてくれます。そして奥さんの推理の切れ味は相変わらず鋭いです。良いシリーズ、もっと続いてほしいなぁ(o^^o)2016/11/26

papako

58
ミミズクシリーズ二巻。なんだかんだで読みました。お?一巻よりすなおに楽しめました。河田と主人公のかけあいがすんなり入ってきて、あ、はまったな。と思いました。相変わらず美味しそうな郷土料理の数々、ヒャッカって食べてみたい。河田に対する奥さん探偵の神対応もすばらしい。あちこち移動しすぎる河田、次はニューヨーク!さてさて奥さんの洞察は海を超えるのか!楽しみ。2016/09/26

はらぺこ

57
主人公は前作より子供っぽさが増してる気がする。タクシーでの会話、河田と行った旅先での言動、プリクラなど笑える場面は多い。ミステリー部分が邪魔に感じるぐらい主人公の行動が可愛く思えて仕方ないわ。世の中から事件が無くなればええのに。 『刑事物語』の武田鉄矢か!ってツッコミたくなるぐらい勤務地がコロコロ変わる河田。もしかすると、取調室や現場に主人公を連れて行ったり捜査状況を漏らしてるから飛ばされてるんチャウかなぁ?2011/02/06

hnzwd

56
ミミズクとオリーブシリーズ第二弾。ぐうたら旦那さんは相変わらずですが、前作よりは茶化したセリフが少なくなって、イライラも少しだけ軽減されたかな?話を聞いただけで事件の真相にたどり着く奥様の安楽椅子探偵っぷりも相変わらず。美味しそうなご飯も。。次作も読みます。2015/12/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/514978
  • ご注意事項