創元推理文庫<br> 空耳の森

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創元推理文庫
空耳の森

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488428136
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

お父さんもお母さんもどこかに消えた。
この島にはぼくとお姉ちゃんしかいない。

孤島に暮らす幼い姉弟、
不良少女たちと少年探偵、
親権を巡る家族の不和……

多様な人間関係から謎と驚きが浮かび上がる
万華鏡のごとき九編の本格ミステリ

春山で吹雪に遭遇した恋人たち、孤島に取り残された幼い姉弟、居酒屋で安楽椅子探偵と出会った男……。端正なロジックで形作られた、万華鏡のごとき九編のミステリを収める。

■収録作品
「冷たいホットライン」
「アイランド」
「It's only love」
「悲しみの子」
「さよならシンデレラ」
「桜前線」
「晴れたらいいな、あるいは九時だと遅すぎる(かもしれない)」
「発音されない文字」
「空耳の森」

内容説明

早春の山を登るひと組の男女。足を挫いた女は山小屋で恋人を待つが、別行動中の男を時ならぬ吹雪が襲う。そして山小屋には黒い影が忍び寄り…サスペンスから一転、衝撃の結末が待ち受ける「冷たいホットライン」。自治体の福祉窓口に寄せられた離婚をめぐる相談の驚きの真相が浮かび上がる「悲しみの子」など、多様な人間関係を背景に物語と謎が美しく融合する9編を収める。

著者等紹介

七河迦南[ナナカワカナン]
東京都出身。早稲田大学卒業。2008年、『七つの海を照らす星』で第18回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。10年刊の『アルバトロスは羽ばたかない』は、第64回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補になるなど高い評価を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いちろく

24
文庫版での再読であり忘れている設定もあるので、今回はネタバレサイトなどを利用して時系列や関係性を一つ一つ確認しながら。シリーズ最終巻であり本書のラストも踏まえて、改めて前二作のボーナストラックのようにも思えた短編集。時系列がバラバラな点も、読む側が話の流れを組み立てていくパズル的要素もあり楽しい。惜しむらくは、本書から手に取るシリーズ未読の人には「?」が浮かぶ内容もあることと、単行本から文庫への刊行までひと回り以上の年月が経過している点。やっぱり立て続けにシリーズ一気読みが良いな、と久々に読んでも思う。2025/04/27

オヤニラミ

13
前二作の七海学園の現在へと繋がる物語。九編からなる独立した短編集であるが登場人物の繋がりが複数のストーリーに散りばめられ、時系列はと言うと…整理できずに😅読み進めました。全体的にほの暗く優しい独特の雰囲気の中にもしっかりと伏線回収がありますが、登場人物達のあだ名や名前を捉えきるのに苦労します。最終編ではそれぞれの複雑な人生にも希望を抱き進んで行く今後が垣間見える綺麗な収束でした。2025/05/20

elf51@禅-NEKOMETAL

9
連作にはなっていない短編集。ちょっとピンと来ないなぁと思ったが,「さよならシンデレラ」-「桜前線」は考えさせられる話になっている。最後は前作の七海学園を舞台にした「空耳の森」で収束する。このふんわりした読後感は,あぁ,七河河南だなと。日常のちょっとした謎を解くという小説は好きじゃないけれど,「七つの海を照らす星」,「アルバトロスは羽ばたかない」は名作だった。2025/05/05

huraki

8
とある森へ訪れると発作により急死した女の子の声が聞こえる不思議な現象を題材にした表題作を含む短編集。子供たちを中心としたミステリの結末は鮮やかで甘美かつ時に残酷に着地する。複雑な家庭環境を描く「悲しみの子」と、前作との繋がりを感じさせる後半2編がお気に入りだ。2025/05/17

きゅうくつ

7
すごいとしか言いようがない。東京創元社の七河迦南は刊行順に全部読んだほうがいい。文庫化ありがとう!2025/05/09

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