出版社内容情報
九重高校の浩介たちが探偵部を創設させてまもなくの放課後、黒ずくめの男が合宿費を強奪していった。あまりの足の速さに、誰もが追いつけない。味をしめたのか数日後に、再び登場した黒ずくめの犯人は、逃げ込んだ倉庫で他殺体として発見される――。学園ミステリ、嵐の山荘ものなど、二転三転するフーダニットとハウダニット! 鮎川哲也賞作家・安萬純一が、本格ミステリの粋を星空のごとく詰め込んだ、全四編収録の短編集。文庫書き下ろし。
内容説明
大学病院の研究棟屋上からの看護師転落事件。目撃証言や防犯カメラの映像では、屋上にはその看護師しか出入りしていなかった。しかし同僚の医師たちと警察がそれぞれ調べ始めると、意外すぎる犯人像が導き出される!歯科医としての経験から生まれた「病院の人魚姫」ほか、夜空に浮かぶ星々のような煌めきをたたえた全四編。鮎川哲也賞受賞作家が贈る、高純度な本格ミステリ短編集。
著者等紹介
安萬純一[アマンジュンイチ]
1964年東京都生まれ。東京歯科大学卒。2010年、『ボディ・メッセージ』で第20回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。19年刊行の『滅びの掟 密室忍法帖』は、第20回本格ミステリ大賞の候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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