創元推理文庫<br> ボディ・メッセージ

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創元推理文庫
ボディ・メッセージ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 310p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488426118
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

探偵2人が招かれた邸で起こった殺人事件。遺体は衣類とともに忽然と消えてしまう、被害者は、そして事件の謎は? さらに同様の事件が続き。名探偵・被砥功児、最初の事件。

内容説明

探偵二人にある家で一晩泊まってほしいという、簡単だが奇妙な依頼。指示された家に向かったスタンリーとケンウッドに家人は何も説明せず、二人は酒を飲んで寝てしまう。未明に大きな物音で目覚めた二人が目にしたのは、凄惨な殺人現場だった。罠なのか?警察を連れて現場に戻ると、死体が消失していた!?大胆かつ奇妙な事件の謎を大幅改稿で贈る、第二十回鮎川哲也賞受賞作。

著者等紹介

安萬純一[アマンジュンイチ]
1964年東京都生まれ。東京歯科大卒。2010年、『ボディ・メッセージ』で第20回鮎川哲也賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yu

49
ストーリーは割と王道な感じだが、いやはや。面白い。 一気に夢中で読んでしまった~。(暇というのもある・・・。) ある探偵事務所に、一晩二人で泊まってほしいとの依頼が舞い込む。それ以外の詳しい情報は一切なし。いざ依頼主の屋敷へ行ってみても、住人からの説明はない。夜中に目を覚ました探偵二人が目撃したのは、血の海の中に横たわる損壊された4つの女性の死体。ところが、翌日に再び訪れてみると死体が消えていた。一体死体はどこへ? ね?ミステリーにありがちなストーリーでしょ?2014/05/13

coco夏ko10角

23
第二十回鮎川哲也賞受賞作・著者デビュー作。探偵二人で一晩ある家に泊まって欲しいという依頼、目覚めると女性四人の他殺体が…。ピート・コージのキャラが弱いような。被害者たちのことはなんとなくわかったけど犯人が唐突な感じが、そこにもっと伏線欲しかったな。以前著者の他作品も読んだことあるけど、外国が舞台の方が文章が合ってていいかも?と思ったけど、ピート・コージ第2弾は日本が舞台なのか。2020/05/09

マッちゃま

18
読後の感想は「そう来ましたかあ〜」です。ある屋敷で一泊してほしい。そんな奇妙な依頼で向かった探偵2人が真夜中に屋敷で見たものは首と片腕を斬られた4つの死体と血の海。警察を連れて再訪した時は死体が消えている。謎を追いかければ、またも出て来る謎に謎。もう本格ミステリ好きには堪らないお約束の展開にドキドキが止まらない。あれ!?もしかして…なんて、ある事象に思い付いたのは、探偵が謎解きを始める前でしたが犯人までは辿り着かず。舞台はアメリカですが変な読みにくさも無く楽しめました。2016/09/29

hydrangea

17
悪くないとは思うんですが、あまり盛り上がりも少なく...と序盤は思っていましたが、物語が進むにつれそれなりに設定を楽しめる1作でした。ただ、トリックは何とな~く想像しつつも、それは無いよねと思ったらやっぱりそうかといった所もあり。それと、「被砥功児」が主人公らしいですが、あまりそれらしくも感じなかったのがちょっと残念でしょうか。話のテンポは嫌いではないので、次作も読んでみることにしました。2015/03/31

kate

16
鮎川賞受賞作。冒頭からバラバラ殺人&死体消失の謎が提示し一気に引き込まれる展開で物語は始まります。事件のトリックはまさに本格ものといった感じですが真相に至るロジックが希薄だったり登場人物(特に犯人)の人物描写が弱かったり残念な所もチラホラと見える作品でした。2014/01/14

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