創元推理文庫<br> 刑事何森 孤高の相貌

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創元推理文庫
刑事何森 孤高の相貌

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488422233
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

――この事件は、あなたに任せます。
弱者に寄り添う、
昔気質の人情派刑事が真相を追う。
話題の著者が贈る、警察ミステリ
〈デフ・ヴォイス〉シリーズスピンオフ

埼玉県警の何森稔は、昔気質の一匹狼の刑事である。有能だが、組織に迎合しない態度を疎まれ、所轄署をたらいまわしにされていた。久喜署に所属していたある夜、何森は殺人事件の捜査に加わる。障害のある娘と二人暮らしの母親が、二階の部屋で何者かに殺害された事件だ。階段を上がれない娘は大きな物音を聞いて怖くなり、ケースワーカーを呼んで通報してもらったのだという。県内で多発している窃盗事件と同一犯だろうという捜査本部の方針に疑問を持った何森は、ひとり独自の捜査を始める――。〈デフ・ヴォイス〉シリーズ随一の人気キャラクター・何森刑事が活躍する連作ミステリ第一弾。

内容説明

有能だが組織に迎合しない昔気質の刑事・埼玉県警の何森稔は、県内各地を転々とさせられている。車椅子の娘の母親が二階の部屋で殺害された事件、供述弱者の若者が強盗犯と疑われた事件、強盗後に容疑者が記憶喪失となった事件のその後。“デフ・ヴォイス”シリーズで人気のキャラクター・何森は、一筋縄ではいかない事件に対峙し、地道な捜査を始める―。スピンオフ第一弾。

著者等紹介

丸山正樹[マルヤママサキ]
1961年東京都生まれ。早稲田大学卒。松本清張賞に投じた『デフ・ヴォイス』(後に『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』に改題)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タツ フカガワ

68
デフ・ヴォイス・シリーズで敏腕ながら強面、無口、一匹狼という個性で異彩を放つ刑事何森を主人公にしたスピンオフ。謎解きが面白い「二階の死体」。捜査陣が本ボシと睨んで供述書をとるなか、ひとり冤罪だと奔走する姿がいかにも何森らしい「灰色でなく」。2億円強奪犯の一人が車で逃走中に事故を起こし重傷を負う。車内から2億円は消え、回復した犯人は自分が何者であるかさえ覚えていない記憶喪失状態。これは事実か詐病か、という「ロスト」。相棒は荒井尚人の妻みゆき。弱者に向ける優しい眼差しそのままにミステリー3本立て、面白かった。2024/08/28

venturingbeyond

46
デフ・ヴォイスシリーズの名脇役・何森刑事を主人公とするスピンオフ作第1弾。不遇な中でも、自身の刑事としての矜持を決して失うことのない魅力的なこのベテラン刑事なら、主人公としてスピンオフを構想するのも納得。そしてこの魅力的な主人公が取り組む事件の舞台・人物設定は、丸山作品ならではのものとなっており、過去作同様、啓発的要素とエンターテイメント性がバランスよく同居するリーダーフレンドリーな一冊です。2024/03/27

森オサム

45
デフ・ヴォイスシリーズのスピンオフ一作目。とは言えデフ・ヴォイス読んだのが3年以上前なので、何森刑事の事は覚えて無かった。なのでシリーズ本体との絡みとかでは無くこの作品単独の感想になりますが、結構面白かったです。収められた短編2編と中編1篇は、少し間を空けながら時系列に並んでいます。何森はその時ごとに部署や待遇は変わり、時には事件捜査の中枢から外れています。なのにいつも頭を突っ込んで引っ搔き回す、何とも身勝手な捜査官(笑)。まあ結局解決してしまう優秀な刑事なんですけどね。地味で重めだが、しみる佳作でした。2024/10/08

ちえ

39
デフ・ヴォイスシリーズからのスピンオフ。何森刑事が主人公の3編。時期も荒井が告発をした時期、何森が冷遇されている時期、荒井夫婦の死との子が4歳になっている時期と間がある。内容も障害や供述弱者、家族間の関係性など掘り下げられている。そして読むにつれ何森の中に抱えてきた問題があることが分かり、最後のそこに向きあい進んでいこうという姿には心が熱くなった。作者の本を読んでいつも思うのは、気が付かない知らないことがこれほどあるということ。とても良かった。2024/03/20

piro

36
『デフ・ヴォイス』シリーズのスピンオフ、はぐれ者の刑事・何森が主人公の中短編3編。スピンオフと言うと何となく「おまけ感」がありますが、この作品は決してそんな事はなく、読み応えあるミステリーでした。荒井尚人・みゆき夫妻のストーリーと時に交わりつつ、違う時を刻むアナザーストーリーと言った方が良いかもしれません。組織に迎合しない曲者刑事の活躍。多くの作品で扱われる設定ながら、何森はとても人間臭く、魅力的に描かれ、惹きつけられる物語でした。そして2編で絡むみゆきに頼もしさを感じられた事が何だか嬉しい。2024/09/27

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