創元推理文庫<br> 案山子の村の殺人

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創元推理文庫
案山子の村の殺人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 460p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488408312
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

爽やかな読み味でありながら、ほとんどストイックなまでに装飾を排して、
直球の「犯人当て」に挑んでいる。
――宮内悠介(2024年1月14日読売新聞書評欄より)

論理の積み重ねが、案山子の村を純粋推理空間へと変えていく。
これが読みたかったと思わせる、胸がすくような推理小説です。
――米澤穂信

二度の〈読者への挑戦状〉ののち、明らかになる真相――
宵待村殺人事件の犯人は誰か?
大学生推理作家 真舟&理久シリーズ第一弾

案山子に毒の矢が射込まれ、別の案山子が消失し、ついには殺人事件が勃発する。現場はいわゆる雪の密室の様相を呈していた。楠谷佑のペンネームで活動する大学生推理作家コンビ、篠倉真舟と宇月理久が取材先の宵待村で起きた連続殺人の謎に挑む。俊英が二度に亙る〈読者への挑戦状〉を掲げて謎解きの愉しみを満喫させる、スマートなロジックが魅力の本格推理。シリーズ第一弾。


【目次】

内容説明

案山子に毒の矢が射込まれ、別の案山子が消失し、ついには殺人事件が勃発する。現場はいわゆる雪の密室の様相を呈していた。楠谷佑のペンネームで活動する大学生推理作家コンビ、篠倉真舟と宇月理久が取材先の宵待村で起きた連続殺人の謎に挑む。俊英が二度に亙る〈読者への挑戦状〉を掲げて謎解きの愉しみを満喫させる、スマートなロジックが魅力の本格推理。シリーズ第一弾。

著者等紹介

楠谷佑[クスタニタスク]
1998年富山県生まれ。高校在学中、小説投稿サイト《小説家になろう》に投稿した作品が編集者の目に留まり、2016年『無気力探偵~面倒な事件、お断り~』でデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

24
不穏な案山子だらけの宵待村で起きた殺人事件。合作推理作家で執筆担当・宇月理久とプロット担当の篠倉真舟の大学生コンビが事件に挑むミステリ。村の因習、蔵元の確執、案山子の民俗信仰といった不穏な雰囲気を感じさせる山奥の村で、雪の朝に足跡のない密室殺人が起き、それを合作推理作作家の従兄弟が、いかにして犯行が行われたのか、論理と手がかりからお互いに推理を積み重ねて真相に迫る展開で、序盤がやや冗長だった感はありましたけど、ヒントは全て文中にある公平な謎解きで、主人公2人が解き明かす王道の推理劇は読み応えがありました。2026/07/08

まぶぜたろう

19
派手な密室トリックも、驚天動地の叙述トリックも、奇矯な名探偵が登場することもない。いたって地味。しかし論理の道筋はしっかりしてるし、それなりに意外性のある真相に落ち着く。誰も笑えないギャグを挟むこともなく、現実味のある人々を堅実に描く文章も悪くない。ことさらに難しい熟語を入れたり、動機が弱いのは、新本格の伝統を踏襲しているようで逆に微笑ましい。なんてぇことのないパズラーだが、おさえるとこはおさえてる。これでいいじゃん。今どきこの手のは珍しい、妙に新鮮、妙に懐かしく、好感を持って読みました。(◯◯◯●●)2026/09/25

huraki

8
合作推理作家の理久と真舟は次回作の取材のため訪れた宵待村で起きた殺人事件に巻き込まれる。様々な場所に案山子が飾られる村で起きた悲劇。消失し、移動した案山子に雪の密室で犯行に及んだ人物は誰なのか?二度の挑戦状を挟んで明かされる真相に驚かされた。2026/08/01

No-Taka

7
ド直球な探偵バディもので、雪の山荘……ではないが雪に閉ざされた寒村が舞台。王道、典型的と言われる作品は意外と綺麗に纏めるのが難しく、途中で変な捻りを加えて着地で捻挫するものも多いが、本作は最初から最後まで良い意味で普通に楽しめた。割とリアリティラインを重視しているのか、事件後も携帯は普通に通じるし警察も苦労してやってくるので、クローズドサークルとまでは言い切れず緊迫感はやや不足。とはいえメンタル追い込みが苦手な人もいるので、万人受けという意味では良い面も。全面的にクセが強くないので気軽に読める。満足。2026/07/13

Urmnaf

5
従兄弟同士の学生作家コンビが友人の実家の旅館に取材旅行。そこは案山子を信仰する山間の村。以前、その村で亡くなった旅行者を弔うための案山子が消えていることに端を発し、不可思議な殺人が起きる。途中に読者への挑戦が挟まれる、古式ゆかしい作法に則った本格ミステリ。見事なフーダニット。登場人物の立ち居振る舞いとか出てくるガジェットはとても現代なんだけど、意外に合うもんだ。舞台のタテツケから横溝正史風おどろおどろかと思いきや、そこはあっさり。スマホだ、インターネットだって時代に呪いや祟りは無理筋なんでしょうかね。2026/07/30

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