創元推理文庫<br> 古本屋探偵登場―古本屋探偵の事件簿

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創元推理文庫
古本屋探偵登場―古本屋探偵の事件簿

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488406066
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

本の探偵――なんでも見つけます
東京・神田神保町で古本屋を営む須藤康平。
彼が出会う奇人・稀書を巡る怪事件――
〈古書店ミステリ〉の傑作3編を収録

神保町の一角で“本の探偵”の看板を掲げる変わり者の古書店店主・須藤康平。刊行後の半世紀に亘って誰も目にしたことがないといわれる稀覯本『ワットオの薄暮』を巡り神保町の猛者達が策略を巡らす表題作のほか、幼少期に読んだ本を探す女と古書街に通い詰める不気味な老人を結ぶ接点が、慄然たる犯罪を引き起こす「書鬼」、脅迫状が挟まったまま売却された文献を巡る古書業界間の駆け引きを活写する「無用の人」の三編を収録。(『古本屋探偵の事件簿』分冊版)

内容説明

「本の探偵―何でも見つけます」という広告を掲げる神保町の古書店主・須藤康平。半世紀近く誰も見たことがない稀覯本を巡る騒動を描く「殺意の収集」、幼少期の愛読書を探す女性の依頼から意外な人間関係が浮かび上がる「書鬼」、須藤が不倶戴天の同業者とオークションで競ることになった本に隠された驚くべき秘密「無用の人」の3編を収録。(『古本屋探偵の事件簿』分冊版)

著者等紹介

紀田順一郎[キダジュンイチロウ]
1935年横浜市生まれ。慶應義塾大学卒業。商社勤務を経て、日本近代史と書誌学を中心とする研究活動に入る。2008年、『幻想と怪奇の時代』で第61回日本推理作家協会賞を受賞。同年には、神奈川文化賞も受賞した。また、06年から12年まで神奈川近代文学館館長を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yukaring

68
「本の探偵ー何でも見つけます」という広告を掲げる神保町の古本屋店主・須田。持ち込まれるのは図書館に寄託した稀覯本がいつのまにか古雑誌にすり替えられた事件やある女性からの依頼で幼少期の愛読書を探すうちに殺人事件にまで巻き込まれるような奇妙でディープな事件ばかり。古い本への人々の思い入れは強く、奇人や稀書を巡る須田の苦労はまだまだ続く。古書業界の裏話も面白く、古書ならではの独特のつながりや調査方法も新鮮。神保町ならではの雰囲気がよく伝わってくる〈古書店ミステリ〉だった。2023/10/22

シキモリ

26
神保町に居を構える本の探偵・須藤の元に持ち込まれる三つの事件を収録した連作短編集。どうやら復刻版らしく、今作は1980年代前半の作品のようだが、当時の時代感による古臭さは殆ど感じなかった。本探しの依頼が思いも寄らぬ事件に発展する展開も実に興味をそそる。巻末の解説対談では今作に登場する愛書家達(古書マニア)のキャラクターは決して誇張したものではないと述べられているが、だとするとこの界隈には絶対立ち入りたくない。個人的には若竹七海さんの<女探偵・葉村晶>シリーズに通ずるものを感じ取ったので、続編も読むつもり。2023/10/15

Karl Heintz Schneider

22
「本の探偵 昔の本、今の本、名簿、卒論、参考書、何でも見つけます、古書も高価買取。」神田神保町に店を構える古書店主・須藤康平。その一方で本の探偵業を営む。店を訪れるのは、いずれ劣らぬ本キチガイばかり。「本探しの極意は熱意ではなく殺意だ。」そんな一筋縄ではいかない客を向こうに回し康平は本を探して日本中を駆け巡る。・・・と、あらすじは興味深いのだけど、いかんせん時代背景が古すぎる初出は80年代だとか。登場する本も古い本ばかりで、よくわからん。最後まで共感できない一冊であった。2024/01/19

阿部義彦

21
創元推理文庫をウン十年振りに買いました。若い頃は帆船や黒猫等のシンボルマークで親しんでいましたが。書誌学の権威の紀田順一郎さんの古本屋探偵が活躍する推理小説に惹かれました。この手の古本屋(美少女)が活躍するラノベ寄りの漫画って最近良く有りますよね!これはいわゆるそう言った物語の元祖かも知れませんね。初出が1982年です。全三編、どれも古書に取り憑かれた鬼どもの妄執による虚栄の市を目の当たりにして、巡る頁が止まりませんでした。事務所が神保町で、大家が古書店でその孫娘が探偵助手で大活躍。続編も読みたいです。 2023/12/09

佐倉

18
前々から気になっていた古本屋探偵。新装版を神保町で購入。登場人物は癖者愛書狂ばかり。巻末に「作品執筆当時の時代的背景を鑑みそのまま収録」と断られているが、当時の中でも指折りのヤベーヤツだったのではと思わざるを得ない。『書鬼』に登場した目盛りのついたステッキを持ち歩きその高さになるまで本を集めないことには帰らない、購入した瞬間だけ笑顔になる老人とか、それはもう愛書じゃなくて買い物依存症である。他にも窃盗、偽造、放火と軽重犯罪が盛り沢山。全部古書が原因である。しかもみんな読んでる様子が無い。実に本末転倒。2023/10/08

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