出版社内容情報
本の探偵――なんでも見つけます
東京・神田神保町で古本屋を営む須藤康平。
彼が出会う奇人・稀書を巡る怪事件――
〈古書店ミステリ〉の傑作3編を収録
神保町の一角で“本の探偵”の看板を掲げる変わり者の古書店店主・須藤康平。刊行後の半世紀に亘って誰も目にしたことがないといわれる稀覯本『ワットオの薄暮』を巡り神保町の猛者達が策略を巡らす表題作のほか、幼少期に読んだ本を探す女と古書街に通い詰める不気味な老人を結ぶ接点が、慄然たる犯罪を引き起こす「書鬼」、脅迫状が挟まったまま売却された文献を巡る古書業界間の駆け引きを活写する「無用の人」の三編を収録。(『古本屋探偵の事件簿』分冊版)
内容説明
「本の探偵―何でも見つけます」という広告を掲げる神保町の古書店主・須藤康平。半世紀近く誰も見たことがない稀覯本を巡る騒動を描く「殺意の収集」、幼少期の愛読書を探す女性の依頼から意外な人間関係が浮かび上がる「書鬼」、須藤が不倶戴天の同業者とオークションで競ることになった本に隠された驚くべき秘密「無用の人」の3編を収録。(『古本屋探偵の事件簿』分冊版)
著者等紹介
紀田順一郎[キダジュンイチロウ]
1935年横浜市生まれ。慶應義塾大学卒業。商社勤務を経て、日本近代史と書誌学を中心とする研究活動に入る。2008年、『幻想と怪奇の時代』で第61回日本推理作家協会賞を受賞。同年には、神奈川文化賞も受賞した。また、06年から12年まで神奈川近代文学館館長を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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