創元推理文庫<br> 折鶴

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創元推理文庫
折鶴

  • 泡坂 妻夫【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488402273
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ミステリ作家、紋章上絵師、奇術師。
この一冊で著者の三つの顔がすべて楽しめる――末國善己(解説より)
4つの衝撃の結末を描く、ミステリの技巧を凝らした
第16回泉鏡花文学賞受賞作
生誕90年記念出版第2弾

新内節を語れる友禅差しの模様師・脇田は、旅先で三味線弾きの芸妓・彩子と出会う。脇田は彼女に惹かれるが、彩子と、酒と女で身を持ちくずした彼女の師匠の名新内語りが、以前ある殺人事件に巻き込まれたことを知る、「忍火山恋唄」。縫箔の職人・田毎は、自分の名前を騙る人物が温泉宿に宿泊し、デパートの館内放送で呼び出されるという奇妙な出来事に見舞われていた。そんな折、パーティで元恋人の鶴子と再会するが。ふたりの再会が悲劇に繋がる「折鶴」など全4編。職人の世界を背景に、流麗な筆致で描く恋愛小説と、巧みな構成が光る本格ミステリを融合した名短編集。第16回泉鏡花文学賞受賞作。

内容説明

縫箔の職人・田毎は、自分の名前を騙る人物が温泉宿に宿泊し、デパートの館内放送で呼び出されていたのを知る。奇妙な出来事に首を捻っているうちに、元恋人の鶴子と再会したあるパーティのことを思い出す。商売人の鶴子とは住む世界が違ってしまったと考えていたが…。ふたりの再会が悲劇に繋がる「折鶴」など全4編を収録。ミステリの技巧を凝らした第16回泉鏡花文学賞受賞作。

著者等紹介

泡坂妻夫[アワサカツマオ]
1933年東京生まれ。75年「DL2号機事件」が第1回幻影城新人賞佳作となりデビュー。78年『乱れからくり』で第31回日本推理作家協会賞、82年『喜劇悲奇劇』で第9回角川小説賞、88年『折鶴』で第16回泉鏡花文学賞、90年『蔭桔梗』で第103回直木賞を受賞。奇術界でも著名で、69年に石田天海賞を受賞。2009年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

83
日本古来の風景を巧みに融合した短編集である。古典の知識がふんだんに散りばめられ、昭和の男女の情愛が上品に描かれる。 伝統工芸と男女の機微が融合した著者らしい世界が心地よい。ミステリー的要素を織り込みながら、男女の不可思議さをしっとりと描いた 昭和の職人たちの情愛の物語だった。2024/10/13

nemuro

43
2007年4月以降の購入本を並べた本棚には泡坂妻夫の本が本書のほかに24冊。うち半数ほどが未読。更に未開梱な数多の段ボール箱(2007年3月以前の購入本)内にも未読本を含め相当数が眠っているはずで、今後も愉しみは尽きない。さて本書。『ダイヤル7をまわす時』『蔭桔梗』とともに「生誕90年記念出版」の一冊。『別冊文藝春秋』などに掲載(1985年~1987年)された「忍火山恋歌」「駈落」「角館にて」「折鶴」の4作を収録。職人を主人公に伝統工芸と人情、男女の恋愛を軸に、ミステリの要素もあって。貴重なる逸品である。2024/08/14

タカギ

29
短編集。時代を感じる。古くさいかというとそうではないんだけど、やっぱり時代だと思う。職人の手仕事とか、男女間の愛情とか。「悪女の深情け」とか、いまは言わないよね。全体的に艶っぽくて、これも時代で、いまの作家の人たちがこういう話を書こうとすると官能小説になってしまうんじゃないかと思う。著者のセンスももちろんあるのだろうけど。『駈落』が良かったけど、“かけおち”じゃなくて“だらく”って読むのね。ふうん。2024/04/25

おうつき

19
失われつつある職人の世界、男女の情愛、そして謎が繊細な筆致で描かれている短編集。この作品自体がもはや職人芸で、しっとりとその世界に浸ることができた。一番印象に残ったのは表題作である『折鶴』だが、個人的なベストは芸者と過去の殺人を描いた『忍火山恋唄』。2024/03/19

だるま

18
泡坂さんの作品は何度も読み返したくなる。この度、『折鶴』が創元推理文庫に入ったので再読(文庫化は文春文庫が先)。中編2作と短編2作のノンシリーズ中短編集で、この作品集あたりから泡坂さんの作風が変化してくる。技巧を凝らしたミステリなのは相変わらずだが、男女の恋愛とか、その縺れとかを前面に打ち出した文学作品の様相を呈してきて、単純に泡坂さんのトリッキーな作品が好きだった私は、当時その変化を残念に思ったものだ。ただ、やはり歳をとってから読むと良さが分かってくるなあ。特に表題作はミステリ色が一番強くて面白かった。2023/06/06

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