創元推理文庫<br> 夜光亭の一夜―宝引の辰捕者帳ミステリ傑作選

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創元推理文庫
夜光亭の一夜―宝引の辰捕者帳ミステリ傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 472p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488402211
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

幕末の江戸。神田千両町に暮らす岡っ引きの辰親分は、御用のかたわら福引きの一種である“宝引”作りをしていることから、「宝引の辰」と呼ばれている。辰親分は不可思議な事件に遭遇する度に、鮮やかに謎を解く! 殺された男と同じ彫り物をもつ女捜しの意外な顛末を綴る「鬼女の鱗」。謎の画家が残した吉祥画を専門に狙う、怪盗・自来也の真意を探る「自来也小町」。美貌の女手妻師・夜光亭浮城の手妻中に起きた、殺人と盗難事件の真相を暴く「夜光亭の一夜」。ミステリ界の魔術師が贈る、事件関係者の一人称視点から描かれた傑作13編を収録。

泡坂妻夫[アワサカツマオ]
著・文・その他

末國善己[スエクニヨシミ]
編集

内容説明

幕末の江戸。岡っ引の辰親分は、福引きの一種である“宝引”作りをしていることから、“宝引の辰”と呼ばれていた。親分は不可思議な事件に遭遇する度に、鮮やかに謎を解く!殺された男と同じ彫物をもつ女捜しの意外な顛末を綴る「鬼女の鱗」。美貌の女手妻師の芸の最中に起きた、殺人と盗難事件の真相を暴く「夜光亭の一夜」。ミステリ界の魔術師が贈る、傑作13編を収録する。

著者等紹介

泡坂妻夫[アワサカツマオ]
1933年東京生まれ。75年「DL2号機事件」が第1回幻影城新人賞佳作となりデビュー。78年『乱れからくり』で第31回日本推理作家協会賞、82年『喜劇悲奇劇』で第9回角川小説賞、88年『折鶴』で第16回泉鏡花文学賞、90年『蔭桔梗』で第103回直木賞を受賞。奇術界でも著名で、69年に石田天海賞を受賞。2009年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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紅はこべ

105
時代小説は守備範囲じゃないんだけど、例外が泡坂さん、都筑さん、宮部さん、京極さんあたり。時代物の専門家ではない作家の作品の方が読み易いってことかな。本作は語り口がですます調で、時代物にしては珍しいかな。別れた女が他の男と幸せになるのが許せないって、ひどい動機だな。2021/09/01

HANA

59
謎めいた刺青、美人手妻遣い、磨かれた墓石、夜中に動くひな人形、稲光の中の鎧武者…江戸を彩る数多の謎にもう目が離せない。収録された作品自体は事件の関係者が語る体になっていて辰親分の影は意外と薄めだが、それが安楽椅子探偵の体も感じさせられたりもする。何と言っても事件のギミックが魅力的。好みは表題作と「天狗飛び」かな。あとこの著者の筆遣いはなんとも鷹揚で、それがミステリに独特の風韻を与えていたのだが、その筆遣いが時代物には馴染む馴染む。捕物帳は季の文学というけれども、ゆっくりとした読書時間を過ごすことが出来た。2019/02/04

タカギ

27
とても上質な時代小説×ミステリ。30ページほどの短編が13編。程良い人情味があり、無駄のない文章は読みやすく、"宝引の辰"の謎解きは鮮やか。辰親分は探偵役としてはアクがなさすぎると思うくらい、さっぱりした好人物。全部良かったですが、私は表題作の「夜光亭の一夜」が特に良かった。手妻も楽しめて2度美味しい。2019/09/09

タリホー

14
著者ならではの家紋ネタを扱う「鬼女の鱗」、亜愛一郎シリーズを彷彿とさせる奇妙な人間心理を描いた「江戸桜小紋」「天狗飛び」、雪の降る晩に大輪の花火が打ち上がる謎を描いた「雪の大菊」等、全44編の中から珠玉の13編を選出。表題作は、あまりにも自然で初読では気づかない手がかりが秀逸。収録作で個人的にオススメするのは怪談風味の「にっころ河岸」。女の首を膝の上に乗せてその髪をくしけずる情景が強烈だった。2018/10/31

Ribes triste

11
面白かった〜。タイトル通りの傑作揃い。半七の系譜を継ぐ正統派の捕物帳でした。ああ、シリーズ全部読みたいなぁ。第2集も出版して欲しい。2018/08/26

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