感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
80
とにかく「地底の世界」がエログロ過ぎて圧倒されましたwww。今回は2大悪党が主人公のようなもので、明智小五郎は完全にモブでした。たまにはこういうシチュエーションもいいなと思いましたが、やはり「地底の世界」のインパクトが強すぎて今夜は寝れそうにないwww。2023/02/06
セウテス
73
〔再読〕言わずと知れた名探偵明智小五郎シリーズ。本作は明智対影男という、単純な物語ではありません。どちらかと言えば江戸川乱歩先生が、勢いに任せて書き上げた感じです。影男の犯罪から始まって、「パノラマ島奇談」「大暗室」と被る印象を受けます。人の闇の部分を探りだし、脅しユスり協力したりして、金を生み出していた影男。殺人請負会社と関わりを持った為に、人生の歯車が狂いだす。明智探偵の代わりに、本作は影男が数々の人の闇を見せつけ、一方では殺されかかった人たちを救いだす。犯罪者同士の騙し合いも、たまには楽しめます。2016/11/12
藤月はな(灯れ松明の火)
59
幻影嬢の読書会に備えて再び、読む。何故、読み返したかというと影男が妙に気になったからだ。明智小五郎のライバルになりそうなポテンシャルを秘めながらも並び立たずにフェードアウトした影男。それは彼が自分の裡にのみ犯罪を楽しむ性格が影響していたのではないか。それは予告状にて難易度を上げつつも仕掛けて犯行を成功させ、小林少年らにも子供だと侮らずに真摯に向き合う怪人二十面相とは正反対だ。だからこそ、読書会では「(執筆時期に殉じての時系列を無視すれば)影男は後の二十面相ではないか」という見解が出てきて妙に納得しました。2026/02/28
coco夏ko10角
25
地底の世界すごいなぁ。全裸の美女の花とか雲とか…。江戸川乱歩の描く幻想世界って感じだ。パノラマ島を思い出したけど、自註自解で「二番煎じ」と。空き地での殺害方法…うげげ。明智がなんか中途半端なような。これだったらいっそ明智は登場しないで、影男ががっつり軸の悪の作品にまとめた方がより魅力が出そう。2021/05/12
みやび
15
どこか「パノラマ島奇談」と被る部分があるなと思ったら、やっぱり自註自解で「二番煎じにすぎなかった」と書かれていた。グロテスクで悪趣味な殺し方や描写、世界観はとても乱歩らしく、当時の挿絵がそのまま復刻されている事で、更にその不気味な雰囲気を味わう事が出来た。変幻自在な影男と、その才能に目を付けた殺人請負会社の男との騙し合いが面白い。しかしそれも明智小五郎の登場で終止符が打たれた。影男は根っからの悪人ではなく人を救いもする。そこが魅力のひとつでもあるように思った。2018/10/08
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