出版社内容情報
ミステリ作家たちが工夫を凝らし、読者と頭脳戦を繰り広げる犯人当て小説。その傑作の数々から“読者への挑戦”ものを中心に精選し、全3巻のアンソロジーに集成した。第2巻には、長屋のご隠居が掛軸泥棒を見抜く仁木悦子「横丁の名探偵」、遺産相続人の真偽調査が殺人事件に発展する巽昌章「埋もれた悪意」、犯人当て短篇を作中に挟んだ今邑彩「時鐘(とけい)館の殺人」など全7篇を収録。大胆にして緻密な仕掛けを操り、多彩な角度から意表を突く作品群に、あなたは何度も驚かされるだろう。本格ミステリならではの愉悦を存分に味わってください。
【目次】