内容説明
光射す美しい川面に、ゆらゆらと死体が流れてくる。その死体にはいったいどんなドラマと謎があったのか―。東京の玉川上水を舞台に少年同士の愛憎を描く、歌野晶午「玉川上死」。『聖域』で活躍する山岳遭難救助隊が登場する、大倉崇裕「捜索者」。『女王国の城』の前日譚、木曾の桜川での事件を江神が鮮やかに解く、有栖川有栖「桜川のオフェーリア」など六篇収録のアンソロジー。
著者等紹介
歌野晶午[ウタノショウゴ]
1961年千葉県生まれ。88年『長い家の殺人』でデビュー。2004年『葉桜の季節に君を想うということ』が第4回本格ミステリ大賞、第57回日本推理作家協会賞をダブル受賞
黒田研二[クロダケンジ]
1969年三重県生まれ。2000年『ウェディング・ドレス』で第16回メフィスト賞を受賞しデビュー
大倉崇裕[オオクラタカヒロ]
1968年京都府生まれ。97年「三人目の幽霊」が、第4回創元推理短編賞佳作入選。98年「ツール&ストール」で第20回小説推理新人賞を受賞
佳多山大地[カタヤマダイチ]
1972年大阪府生まれ。94年第1回創元推理評論賞に投じた「明智小五郎の黄昏」が佳作入選。ミステリ評論家として活躍。『この世でいちばん珍しい水死人』が初のミステリ創作となる
綾辻行人[アヤツジユキト]
1960年京都府生まれ。87年『十角館の殺人』でデビュー。92年『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞
有栖川有栖[アリスガワアリス]
1959年大阪府生まれ。89年『月光ゲーム』でデビュー。2003年『マレー鉄道の謎』で第56回日本推理作家協会賞を受賞。08年『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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