内容説明
英国を代表する詩人トリストラム・アブリー。この類い稀なる才能は、スペイン内戦に義勇兵として身を投じ、戦火の中、若くしてこの世を去った。彼の死から半世紀。詩人の残した手紙を求める探索は、詩人の姉の死の真相をも明らかにした。だが、それですべてが終わったわけではなかった。五十年前の内戦下のスペインに端を発する因縁が彼らの運命を大きく変えようとしていたのだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
14
満足。読友さんご紹介2018/07/21
だい
8
静かに始まり、静かに終わる、つもりだった。が、下巻ではアクションの風が吹き、謎を残したまま終わっている。内容はもとより、いつもこの上品で静かな雰囲気を読むのだけれど、これはこれでまたいいと思う。2015/11/18
よし
7
ついに読み切った。・・「伯母はなぜ、誰から殺害されたか?」下巻に入って、容疑者と思っていた者が殺される。誘拐事件の首謀者との関係は五十年前のスペイン内戦と繋がっている。謎は読むほどに深まっていく。複雑に絡まった事件の真相を解いていく手がかりは最後まで掴めず、シャーロットと同じように、「分からない」。伏線が一杯、随所に張られて、もうお手上げ状態が続く。事件解決のラストは、圧巻。忍耐の後に、爽快な読後感が味わえるサスペンス。2015/07/05
ハレ
6
濃厚なのにクドくない、読み終えた感想です。少し間延びした感があるし、必要ない(と思う)登場人物が突然現れたり、主人公の恋愛も、あら、いつの間に?とか、ラストのオチもそこをあなたが持っていくの!?(いや一番相応しいのかな)それからあの人のその後は?と色々気になる事はあるけど、物語は深いし面白い。文体も柔らかく読みやすいので別の作品もぜひ読んでみたいと思っている。 2023/09/17
悠々人
4
久しぶりにミステリー小説を堪能しました。上手く表現出来ないけど「ハラハラドキドキ」ですね。だけど、じっくりとしっとり味あえますね。2014/12/09
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