出版社内容情報
長年にわたって隠し続けてきた夫の秘密を知ってしまったセシリアは、普段どおりの生活を続けようと苦闘する。逆に故郷へと帰ってきたテスは、そこで夫や子供には言えない秘密を持つことになってしまった。そして老婦人レイチェルは、ついに最愛の娘の殺人犯と思われる男の証拠を手に入れるが……。それぞれの秘密を胸に、それでも懸命に生きようとする三人の女をあざ笑うかのように、運命は衝撃の事件へと、彼女たちを導いていく!
リアーン・モリアーティ[リアーン・モリアーティ]
著・文・その他
和爾桃子[ワニモモコ]
翻訳
内容説明
夫の秘密を知ってしまったセシリアは、普段どおりの生活を続けようと苦闘する。一方故郷へと帰ってきたテスは、夫や子供には言えない秘密を持つことになってしまった。そして老婦人レイチェルは、ついに最愛の娘の殺人犯と思われる男を示す新しい証拠を手に入れるが…。秘密を胸に、懸命に生きようとする三人の女をあざ笑うかのように、運命は衝撃の事件へと彼女たちを導く!
著者等紹介
モリアーティ,リアーン[モリアーティ,リアーン] [Moriarty,Liane]
1966年オーストラリア生まれ。コピーライターとして広告業界でキャリアを積んだのちに2004年から作家に転身、処女作Three Wishes(2003)以降すべての作品がベストセラー入りしている。シドニー在住
和爾桃子[ワニモモコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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momi
51
えぇぇーーーッ!上巻では妻の従姉妹に恋した夫が、三人でここで一緒に住もうって…身勝手野郎の話かと思ったら、三組の家族の話が複雑に絡み合ってきて…まさかまさかの展開で幕を閉じました!「すべてはあの手紙がきっかけだった」夫のおぞましい秘密が書かれていた死後開封の手紙!夫の秘密を知ってしまった妻の行動も理解できないけれど…罪の償いって…それーーッ!?えぇぇーーッと叫んでしまいます!こんな驚きかたをするなんて…ある意味衝撃的!それぞれの秘密を胸に生きる三人の女たち…したたかささえ感じる!最後まで読むと分かります!2018/06/06
あさうみ
43
なんてこったい…!!\(^o^)/人生、どこで歪みが生じるか解らないってことか……1つ、確かに言えることは、この本は絶対にエピローグを読み終わるまで読んではいけない(笑)ポリーが…これじゃあ……!2018/06/04
ほちょこ
39
なんだかいたたまれないエンディングだったが、みんな落ち着く場所に落ち着いた。宴の後の静けさ、嵐の後の残骸、そんな感じに思える。誰一人、めでたしめでたしではないところがむしろこの作品の光ってる良さかもしれないが。前作も読もう。 もう少し、この世界に浸ろう。2020/04/21
しましまこ
31
こんな伏線回収ありですかー!次は明るめ系お願いします!2018/06/04
M H
25
パンドラの箱を開けてしまった!な下巻。もはやぐじゃぐじゃなシチュエーションが続いて、気持ちはちょっとわかるけどしんどい。そもそもそんなもん箱に入れるなよ。てか書くなよ。腹が立って集中できず(苦笑)、エピローグでポカーン。しかしこういうことを最後にまとめて明かすのはどうなんだ。全体的に悪趣味にも感じてしまい、どうにも合わなかった。2023/04/14