内容説明
私の名前はレイチェル・アレグザンダー。私立探偵。相棒のダシールは筋肉質の闘犬だ。そんな私たちのもとに、友人を殺した犯人捜しの依頼が舞い込んだ。被害者はゲイの画家で、警察は同性愛者への虐待事件と見ているらしい。だが被害者の愛犬が消えていて、犬の利権がらみの可能性もあるという…。シェイマス賞最優秀処女長編賞受賞。コンビ探偵アレグザンダー&ダシール開幕。
著者等紹介
ベンジャミン,キャロル・リーア[ベンジャミン,キャロルリーア][Benjamin,Carol Lea]
『バセンジーは哀しみの犬』で、シェイマス賞最優秀処女長編賞受賞
阿部里美[アベサトミ]
成蹊大学英米文学科卒、東洋英和女学院大学大学院人間科学研究科修士課程修了。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れもん
5
表紙はいいね^^ ハードボイルド系が苦手なのでミステリとしては少し好みではなかったかな。でもいろんな犬が登場するので犬好きとしては嬉しい(利権絡みの話もあるけれど…)。ただ訳がね…。日本語としては不自然かなと引っかかることが多くて、読み終えるまでに時間を要した。シリーズ次作ではどうなっているのかな。2012/04/27
しゃお
5
女性私立探偵が主人公のシリーズ開幕です。被害者の部屋で遺品をつかってお茶をするなどその行為に違和感を感じつつ読んだのですが、その辺の主人公の行動や心理については関しては次作以降に活かされるらしいですね。割りと軽めのタッチで淡々と進んで行くんですが、事件の真相は意外で重苦しいもの。吠えないバセンジーが遠吠えをする場面では胸が苦しくなります。犬好きさんにもお勧めなミステリ。2010/05/10
ギルヲ
4
ゲイの画家が殺され、アメリカン・スタッフォードシャー・テリアのダシールを相棒としている探偵のレイチェルは調査を始める。画家の飼っていたバセンジーはドッグショーの花形でもあり、動機はドッグショーに関わることかと思われたが……な話。女探偵と犬のバディものでもあり、そこそこ面白いんだけど、原文か翻訳かとにかく文章が硬くて夢中で読むには遠いのが残念。それでも真相が見えてくる静かな場面なんかは良くて、続編も読みたいけど。犬種に疎いので検索したらバセンジー確かに可愛い。殺人事件に巻き込んであげないでほしい(笑)2022/12/15
一柳すず子
2
エイズのホスピスとかドッグショーとかに気を取られていると動機はもっと身近なものだった。ダシールかっこ良し。2023/09/23
じょじょ
2
いまいち。話もキャラもいいのに だんだんうんざりしてくるのは 回りくどいから?? 最後まで読んでしまうのは私が忍耐強いからかも??2017/09/03