内容説明
小さな村の教会に、新しい司祭がやってきた。カトリック風の儀礼になじんだ会衆には不幸なことに、その人物は過激な福音派の牧師。聖像に飾られた教会を目にした彼は、偶像崇拝を一掃すべく、迷惑きわまりない改革にのりだす。湧きだす驚き、反感、確執…物語はやがてひとつの命を奪う。秘められた想い、見えなかった関係、そして―犯人は誰か?イギリス謎解き派の第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
13
やはり歴史のある国にはたくさんの興味深いことがあるなぁと思った。ウォルジンガムのイベントはすごい。このシリーズ日本では3冊しか翻訳されていないのが残念2012/01/09
千賀葵
0
ロンドンに行ったとき、動物愛護協会がデモやってたのを思い出しました。英国では 根強い運動なんですね、きっと。カトリックとプロテスタントの戦いが大変かつ面白く読めました。昔から宗教は争いの種で、キリスト教ではテロが起こらない認識ですが、宗教でテロが起こるのも、登場人物たちの怒りをみてると納得させられます。祈りという穏やかな行為が中心となる宗教なのに、これで争うことになるのはつらいものですね。2015/02/21




