創元推理文庫<br> 豊饒の地〈上〉

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創元推理文庫
豊饒の地〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 323p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488282035
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

深夜。丘陵地帯を車で流していたデッカーは、不審な動きに目をとめた。甲高い泣き声に導かれ、彼がいきついたのは、深閑とした新興団地でひとりシーソーに乗って遊ぶ、幼子の姿。性別は女、身につけたパジャマは血まみれだったが、虐待を受けた形跡はなく、翌日行なわれた聞き込みでも、身元を知る者は現われない。これはいったい…。重厚な物語が展開する、出色の第三弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

23
デッカー巡査部長シリーズ。真夜中の住宅街で一人遊ぶ赤ん坊を保護。保護者が名乗り出ないまま、養蜂家の一家惨殺事件が起こる。ケラーマン作品は登場人物が拡大していく傾向にある。これから事件がどこに落ち着くのか、相変わらず流されやすいようで、ガンコなリナとデッカーの関係はこれいかに2015/12/25

20
冒頭から引き付けられます^ ^そして、かつての戦友は、どうなるのか?気になるので、下巻に進みます。今作では、ポケベルの表記が、携帯電話の登場は何作目からかしら?2024/06/08

ほちょこ

17
リナ&デッカー3作目。メインの事件とは別に小さな事件がちょこちょこ勃発する。デッカー、休む暇なし。とはいうものの、安息日にはご馳走を食べて馬に乗ってリフレッシュして。最初はぎこちなかったが、だんだんユダヤ教信者になってきたデッカーの日常がなかなかの見もの。下巻へ。2016/03/23

bapaksejahtera

13
シリーズ四冊目を読んだ後、三作目の本作。主人公は帰宅の途中の夜の街で、喋り始めたばかりの愛嬌溢れる赤ん坊を見つける。衣服が血だらけのその子の身許を探すうち郊外の養蜂家に辿り着く。訪れた主人公は4体の腐乱惨殺死体を見つける。どうやら土地開発業者の暗躍が背景にあるらしい。他方主人公のベトナム時代の親友から連絡があり、彼が強姦事件の容疑者として拘束されたとの知らせ。デッカー刑事はこの助力にも奔走する。更に彼の私生活では一旦彼の許を離れNYに去った恋人リナが戻ってくる恋愛譚が間に挟まれ、全体が下巻に持ち越される。2024/12/03

Koning

8
シリーズ第3弾。今度はベトナムベテラン(退役軍人)な友が登場。しかし、厄介ごとをしょってくるとか。そしていたいけない女児を保護してこれがまた厄介な事件に。なんというか厄介ごとを拾いに行ってる部分もあるわけだけど、なんともねぇ(でもLAだもんなーこの程度の犯罪率でも驚かない2012/11/04

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