出版社内容情報
高名な女性セラピストの不可解な死。関係者はなにやら事情がありそうな女性ばかり……。北欧フィンランドを舞台に、女性警官マリアが事件を追う。〈推理の糸口賞〉受賞作。
内容説明
エスポー警察の巡査部長マリア・カッリオは、女性限定のセラピーセンター、ロースベリ館での講演を依頼された。だがその講演から数週間後、館の主であるセラピストが行方不明になり、雪深い森でガウンとパジャマのまま死体で発見される。当時館に滞在していたのは、訳ありげな女性ばかり。北欧フィンランドを舞台に、小柄な女性警官マリアが事件を追う。“推理の糸口賞”受賞作。
著者等紹介
レヘトライネン,レーナ[レヘトライネン,レーナ][Lehtolainen,Leena]
作家。『雪の女』で、“推理の糸口賞”受賞
古市真由美[フルイチマユミ]
東京都生まれ。フィンランド系企業に勤務の傍ら、フィンランド文学の紹介、翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
219
今、巷で人気の北欧サスペンスなるものを読んでみようと思って。暑い国に行く時は暑い時に、寒い国には寒い時に行けというが、まさにその通りだ。物語は真冬のフィンランドが舞台。登場人物の名前も(作家の名前も)地名も、エキゾティックなフィンランド語。本書はいわゆるミステリーではない。しいて分類するなら、警察小説とでも言うべきものだろう。主人公の警官マリアがとっても魅力的だ。ワキ役陣も中々に個性的。謎解きの面白さではなく、彼等の行動をこそ楽しむべき小説だ。間も無くフィンランドも春を迎えるエンディングは爽やか。2014/10/02
タツ フカガワ
64
巡査部長マリアが女性限定のセラピーセンター、ロースベリ館で講師を務めた数週間後、センターの主宰者エリナが雪のなかから死体で発見される。パジャマとガウンという薄着だったことから事件性を視野に捜査が始まる。初読みのフィンランド警察小説。訳ありの人物が浮上するものの、捜査に進展はない。それが残り30ページ余りで一気に解決! 影の人物が逮捕に至ればもっとすっきりしたかも。ところでプーッポネン、ヘンッターンティエなどの人名、地名での意外な促音(小さいッ)に、思わぬ音読の読書となりました。2026/01/21
ふう
48
事件の謎を解いていくおもしろさに加えて、警察官マリアのタフさとアンティに見せる素直さ、そしてフィンランドの女性たちの考え方が縦横に絡まって、読み応えのある作品でした。警察官たちの遠慮のない会話の裏に、同僚女性への思いやりも垣間見られて、きれい過ぎないところがいいなと思いました。「自分のことは自分で決める」というマリアの考え方、生き方もいいですね。結婚・妊娠しても警察官を辞めるという話が出てこないので、女性が働きやすい国なんだ…と、ちょっと違うところで感心して読みました。2013/02/09
がいむ
30
個人的にも北欧ミステリーブームです♪ 今回は女性警官マリア・カッリオが活躍するフィンランドの小説「雪の女」。女性セラピストが雪深い森のなかで死体で発見された事件。派手さはないけど、人物描写が丁寧で好き。登場する女性は一見さばさばと強く、”一人でいたいという欲求と、誰かとつながっていたいという欲求がぶつかり合っている”ような人たち。そこに共感する人はマリアが好きになれると思う。途中妊娠が分かり、職務に励みながらお腹の赤ちゃんを気にしている。そんなとまどいなど、細やかな描写も印象的。2014/03/24
tow
18
北欧ミステリー。そうです、固有名詞が地名なのか人の名前なのか、はたまた男なのか女なのか(笑)あらすじにある死体が出てくるまでに70ページを費やしていた、よく読んだな、アタシ(笑)よくここまで引き伸ばせたな感が。なにより、イェンセン家が気になる。なんなん?あのあの家。普通なん?←親4人??一番のミステリーだ。2018/02/19
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