出版社内容情報
作家や関係者が集まるミステリ大会に参加したジェーンとシェリイ。催しを楽しんでいたところ、大物編集者や嫌味な批評家を巻き込んだ事件が現実に発生!? 主婦探偵第14弾。
内容説明
自分たちの町で作家や出版関係者が集まるミステリ大会が開かれると知り、ジェーンは喜び勇んで親友のシェリイと参加することに。大会では憧れの作家に会え、自作の小説を持ち込む機会に恵まれた一方で、新人作家や名物編集者の振る舞いに眉をひそめることにもなる。そして、批評家の失踪を皮切りに事件が続発し…主婦探偵がイベントで起きた現実の事件に挑むシリーズ第14弾。
著者等紹介
チャーチル,ジル[チャーチル,ジル] [Churchill,Jill]
アメリカの作家。1943年カンザス州生まれ。本名のジャニス・ヤング・ブルックス名義で作家デビューし、歴史小説やノンフィクションを刊行したあと、1989年にチャーチル名義で『ゴミと罰』を発表。アガサ賞最優秀処女長編賞とマカヴィティ賞処女長編賞を受賞する
新谷寿美香[アラタニスミカ]
同志社女子大学英文学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kagetrasama-aoi(葵・橘)
38
「主婦探偵ジェーン・ジェフリー・シリーズ」第十四作目。ジェーンの住む町でミステリ大会が開かれ、シェリイと二人でそれに参加しました。留守番のケイティとトッド、もう成長して姑に来て貰うこともありません。そしてとうとうあのステーションワゴンを買い替えることに。これは衝撃でした(笑)。お約束の殺人事件は、微妙なもの……まあ、主婦が度々殺人事件に遭遇する設定に作者さまが飽きてきたのかも(^-^)。それよりもジェーンが自作の小説を売り込む様子が作者ジル・チャーチルと重なって興味深かったです。ジェーンが(続く)→2022/12/02
kagetrasama-aoi(葵・橘)
38
「主婦探偵ジェーン・ジェフリー・シリーズ」第十四作目。ジェーンの住む町でミステリ大会が開かれ、シェリイと二人でそれに参加しました。留守番のケイティとトッド、もう成長して姑に来て貰うこともありません。そしてとうとうあのステーションワゴンを買い替えることに。これは衝撃でした(笑)。お約束の殺人事件は、今一つの出来。それよりもジェーンが自作の小説を売り込む様子が作者ジル・チャーチルと重なって興味深かったです。ジェーンが作家としてデビュー出来るのか気になりますが、翻訳はここまで、まあ、仕方ありません…💧2022/10/04
更紗姫
21
お買いものシーンが多くて、羨ましい。ステーションワゴン、携帯電話、新調の洋服で泊まるホテルのスイート、アクセサリー・・・。何よりミステリ大会で買い漁る書籍の山。〈クレジットカードに大打撃を与える〉って、いったい何冊買ったの?登場後、たちまち仲良くなった作家のフェリシティ、『実はこの人が黒幕だったりして』と変に勘繰ってしまう程 魅力的でいい人、また会いたい。プリシラのお話が無事に出版されればいいと願うけれど、一冊書き上げるのにこれだけ時間がかかってて、二冊目はいつになるのだろう。2014/11/29
DONA
21
今回は事件も地味なので、いつもよりもミステリ色が少ないですが、相変わらずジェーンとシェリイのやりとりが軽快で面白かったです。ジェーンの作家の夢もほんの少し前進した感じ!2014/10/16
はんみみ
18
ジェーンってこんなに努力家で勤勉で情熱家だったんだ!と驚かされた。普段の家事をグイグイ片付けていく姿も好きだったけど、自分自身を開拓していく姿も改めて格好いい。※色々言われる新翻訳家だけど、シェリルとのざっくばらんな会話にはこれはこれでアリだと思う。ミステリは前作よりマシ…かな(笑)2015/08/17
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