内容説明
近所の養護ホームで、雑務を手伝うことになったリリーとロバート兄妹。その初日、体力勝負の仕事に苦戦中、昏睡状態に陥った入所者の老人が殺される。余命数時間の老人を、誰がなぜ?捜査はウォーカー署長に任せ、養護ホームの改装に夢中のロバートとは違い、リリーは事件の行方に興味津々なのだが…。大恐慌下でもたくましく生きる人々を描いた人気シリーズ、第5弾登場。
著者等紹介
戸田早紀[トダサキ]
津田塾大学学芸学部英文学科卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ごへいもち
15
ミステリーとしての期待はしていないもののミステリーと銘打つにしてはちょっとあんまり。犯人の動機が納得できないのは日本人で○○だからかも。本のタイトルとかわいい表紙絵ギャップ2012/01/08
蕭白
5
今度は介護施設で働く主人公兄妹。やっぱり殺人事件に巻き込まれて・・・。新刊、出ないのかなぁ。2018/10/11
rokoroko
4
お金のない豪邸にすむ兄妹のシリーズ5.ルーズベルト・エレベーター・銀行閉鎖。時代を描いているけれど、ミステリーとしてはイマイチ。ロマンスもないし推理もなければ何が残るのかな?途中で飽きちゃった。2013/03/13
ジュンコ
3
ジェーンシリーズとはノリが違った。訳文の違いなのか、著者が作品の雰囲気を意図的に変えたのか、いつか調べたい。2019/05/16
kagetrasama-aoi(葵・橘)
3
再読。グレイス&フェイヴァー・シリーズの第五作目。この時代ならではのエピソードは面白かったけど、事件とその解決はちょっと納得し難いストーリィでした。読みどころはロバートとリリーが初めての肉体労働頑張る場面かなぁ~。あと、近隣の町ビーコンの警察署の新米助手のロン・パーカーとヴォールブルグの警察署長のはワードの心温まる交流でしょうか。ハワードは好人物でハンサムなのに、恋愛話に発展しないのは何故なのかしら?2017/12/31