内容説明
世界大恐慌で全財産を失ったロバートとリリーの兄妹がヴォールブルグに来てから間もなく一年。長引く不況が町に影響を及ぼすなか、リリーは金持ちのふりを続けることに疑問を感じていた。そんなとき、ロバートは敷地内の氷貯蔵小屋で、ミイラ化した死体を見つける。一方、リリーも地元婦人会絡みの殺人事件に巻きこまれてしまい…。「グレイス&フェイヴァー・シリーズ」第三弾。
著者等紹介
戸田早紀[トダサキ]
1967年生まれ。津田塾大学学芸学部英文学科卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鐵太郎
27
G&Fシリーズ、第3弾。前回の展開から、時代背景はわりとユニークだけどまァコージー・ミステリだね、と考えて後回しにしていたし、読み始めても1/3くらいはどうも没入できなかったのです。発見された死体が何年前だかもわからないミイラ化したものだったし。しかし「ボーナス行進」に注意を引かれました。そうか、物語の舞台はあの時代だったのか。この大戦間のアメリカの汚点である歴史を背景に、二つの殺人事件がさまざまな人々の視点で描かれます。解決したのはこの兄妹ですが、人々の生き生きした描写がいいね。2026/04/14
くさてる
19
シリーズ第4弾。1930年代のアメリカという舞台のなか、不況や女性たちの困難の描写がリアルだった。懸命に生きている人々の様子がとても良い。兄妹が自分たちの実態を告白する流れにも納得できた。大変な時代でも暗いだけじゃなく、生活には楽しみも喜びもあるのが読んでいて心地よかったです。2026/03/24
ハレ
8
タイトルと裏表紙のあらすじをみて本を購入するからシリーズ物の順番には無頓着。この本もシリーズ第3作目でしたわ(笑) この物語、なんとも穏やかな始まりでなかなか入り込めなかった。アメリカ1930年代の歴史の描写もあり、中盤でようやく面白くなってはきたが、2件の殺人事件発生と以外な結末のわりには静かに終わってしまった印象。登場人物にはそこそこ魅力があるので次は順序正しく4作目を探そうかしら。でも手元にあるのは第2作なの。2023/11/20
蕭白
8
面白くなってきました。2018/10/07
rokoroko
5
フーバー大統領からルーズベルト大統領に代わるあたりのアメリカ。軽く楽しいミステリなんだけど、この時代の憂鬱さ閉塞感が濃い。今、政策で経済を鼓舞しているけど日本のこれからはどうなるのか。こんな時代に成らないだろうか。考えてしまった。話は面白いし、主人公兄弟も愛すべき存在で楽しかった2013/02/28




