内容説明
8月早朝。ロンドン塔界隈の教会で死体が一つ発見された。どうやら生きながら柵の先端に突きたてられ、絶命したらしい。被害者は私服刑事。過激化しつつある労働集会を内偵中の出来事だった。市警察のブラッグとモートンは調査に着手したが…。立ちふさがる困難をものともせず、入り組んだ事件の真相を追う名コンビの波爛万丈。物語の面白さを満喫させる時代ミステリ第3弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
bapaksejahtera
13
叩上げ上司と貴族の部下コンビのシリーズも三作目。邦訳はこれで最後。1890年代初、ロンドン塔界隈の教会で残酷な殺人事件が発生。大ロンドンの中で独特の地位を持つシティ警察の二人のコンビが捜査に当たる。次々と生ずる同様な示威的殺人の犠牲者は、潜入捜査の警察官であった。主人公の巡査部長は捜査の途中で企まれた強姦未遂事件の犯人として逮捕され、彼の相棒の貴族刑事はこれ又恋の罠に落ちる。若いロイドジョージの登場、アイルランド独立運動とウェールズ、魚雷制御技術を巡る諜報活動、女性新聞記者、時代を表す様々を取り込む佳作だ2024/11/29




