内容説明
「彼を小説に登場させたい。ジョーの友だちとして。名前はローリーにしよう…」1855年、22歳になった駆け出し作家のルイザ・メイ・オルコットは、伯父に招かれ峡谷のある町で、一家そろって夏を過ごすことになった。だが、新たな環境に慣れるまもなく、移民の青年が不審な転落死を遂げ、ルイザはまたも事件を調べることに…。『若草物語』の著者が主人公のシリーズ第二弾。
著者等紹介
藤村裕美[フジムラヒロミ]
國學院大學文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ごへいもち
12
いまいち2018/02/20
三門 優祐
2
堅実に、シンプルな本格ミステリをやってる姿勢はグッド。オルコット家周辺の記述が増えて、時代背景の書き込みは減っている感じ。個人的にはこっちの方が好みかも。2009/10/09
鳩羽
1
変わり者の哲学者の父と、聡明で働き者で敬愛すべき母といった、家族の雰囲気が面白い。オルコット家に忍び寄る、巣立ちの時期、そして不穏の影。若くて楽しい夏の季節を描きながらも、やがて訪れる秋の気配を感じさせるようなミステリでした。2009/03/22
poppen
1
前作と比較すると、19世紀半ばの風俗を知るという面では少し物足りないが、フーダニイットが楽しめる一冊に仕上がっている。2009/03/09
ヨリ
0
再読・・・に気づいたのはかなり最後のほうになってから。結末を覚えてなかったからいいけど2016/07/21
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