内容説明
両腕をベッドの支柱に縛りつけられ、風変わりなブローチをつけて殺された若者。ブローチが服喪用装身具だと気づいた刑事は、大学で教鞭をとるスウィーニーに助力を求めた。だが、死亡した若者が彼女のゼミの生徒で、名門パトナム家の一員であることが判明。スウィーニーは、被害者の兄に心惹かれつつ調査をはじめる。死と象徴に彩られた、芸術史家スウィーニー・シリーズ第二弾。
著者等紹介
野口百合子[ノグチユリコ]
1954年神奈川県生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業。出版社勤務を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
25
皆さんが言っているようにミステリよりもロマンス要素が濃い。表紙絵はすてきなのに。主人公もてもて。2022/09/28
はる
10
家本(リサイクル)思わず夜中に画像検索して、髪の毛ブローチやらロケットやら見てしまった。思ったよりもずっと軽やか?な感じがするのは、髪の毛の色が薄めのせいか。黒髪では重た過ぎそう。お花見ならぬお墓見に出かけても、妙に楽しそうなのでちょっとうらやましい。日本のお墓には墓誌はあっても墓碑銘はあまり無いし。…物語りの本筋よりもそちらが面白い。シリーズ2冊目というのを知らずに読んだけれど、さあどうしよう。2015/08/03
きうりっち
5
最初は面白そうと思ったが、だんだんとのったりした展開になり、興がそがれていつになったら終わるだろうと思うばかり。正直つまらなかった。 モーニングジュエリーというものがあるということを知ったくらいが収穫だった。 ロケットの中に亡くなった人の髪を入れて身につけるとかいうくらいのことは知っていたが。 犯人は意外な人だが、それが分かっても驚きがあるというほどでもない。登場する男性陣は嫌いなタイプばかり。スウィーニーも魅力が無い。こういう作品が続くなら読みたいと思わなくなりそう。2015/01/06
Hiroshi
3
面白かった♪ミステリーとして良い出来だったな〜♪結構序盤で死者の格好の謎が分かるのに、そこから良い転がり方してた。2016/09/30
wm_09
3
事件そっちのけで次々と舞い込むロマンス。道具立ては魅力的なのに雰囲気を出すに至っていないのが残念。事件の真相も凝ってはいるが未整理な印象。(稲)2010/10/20