創元推理文庫<br> 緑衣の女

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創元推理文庫
緑衣の女

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  • サイズ 文庫判/ページ数 413p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488266042
  • NDC分類 949.53
  • Cコード C0197

出版社内容情報

男の子が拾った人間の骨は、どう見ても最近埋められたものではなかった。現場近くにはかつてサマーハウスがあり、付近には英米の軍のバラックもあったらしい。サマーハウス関係者のものか。それとも軍の関係か。付近の住人の証言に現れる緑のコートの女。封印されていた哀しい事件が長いときを経て捜査官エーレンデュルの手で明らかに。CWAゴールドダガー賞・ガラスの鍵賞を受賞。世界中が戦慄し涙した。究極の北欧ミステリ登場。

アーナルデュル・インドリダソン[アーナルデュル・インドリダソン]

柳沢由実子[ヤナギサワユミコ]

内容説明

男の子が拾った人間の骨は、最近埋められたものではなかった。発見現場近くにはかつてサマーハウスがあり、付近には英米の軍のバラックもあったらしい。付近の住人の証言に現れる緑のコートの女。封印されていた哀しい事件が長いときを経て捜査官エーレンデュルの手で明らかになる。CWAゴールドダガー賞・ガラスの鍵賞を受賞。世界中が戦慄し涙した、究極の北欧ミステリ登場。

著者等紹介

インドリダソン,アーナルデュル[インドリダソン,アーナルデュル] [Indridason,Arnaldur]
1961年アイスランドの首都レイキャヴィク生まれ。父親は高名な作家インドリディ・G・トーステンソン。アイスランド大学で歴史学と映画を専攻し、卒卒業後新聞社に就職。その後、フリーの映画評論家になる。1997年にレイキャヴィク警察の犯罪捜査官エーレンデュルを主人公とするシリーズ第一作Synir duftsinsで作家デビュー。3作目にあたる『湿地』と4作目の『緑衣の女』で2年連続してガラスの鍵賞を受賞。『緑衣の女』では、英国のCWAゴールドダガー賞も受賞している

柳沢由実子[ヤナギサワユミコ]
1943年岩手県生まれ。上智大学文学部英文学科卒業、ストックホルム大学スウェーデン語科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

417
前作の『湿地』にも増して、なんとも暗い作品。陰鬱そうなな光景が想像されるアイスランドだが、それにしても全編を通して明るい光の輝きや温かさといったものがない。その唯一の例外が赤いスグリの実であり、それを受けたラストシーンだろう。それがなければ読めないほどに、もうギリギリのところで読者を繋ぎとめているかのようだ。今回の登場人物たちは幼少期の過去も、その後の人生も悲惨だ。インドリダソンの描き出す小説世界は、実に負のリアリティに満ちている。その意味でも、この作品が現在のところ彼の代表作ということになろうか。2016/11/03

ひで📚🏈

128
アイスランドの警察官エーレンデュルシリーズ第2弾…『湿地』に続いて…切ない結末…この作家さんの特徴でしょうか? 他の作家さんのの作品のように凄惨な殺人事件とかがおきるわけではありませんが…このシリーズ好きです!もっと沢山の人に読んでもらいたいシリーズです。次回作にも期待!2017/01/03

まふ

119
アイスランドの北風のように強烈な一篇。レイキャヴィクの新興住宅地から人骨の一部が出てきて、悪夢のようなヴァイオレンス物語が始まる。ムカツクようなDV場面が続き読む手を躊躇させる。エーレンデユル刑事の無責任な結婚放棄の過去のツケみたいな話がダラダラ続いて読書放棄したくなる。だが結末は見事で改めてこの作者の力量を讃える結果となった。さりながら、小説とは言え「出来合あいで結婚した結果気乗りせず家庭放棄するような男が敏腕刑事となっている」という設定はドコカオカシイと思わせてやっぱり納得デキマセン。G1000。2023/07/30

sin

104
建築現場から掘り出された人骨に捜査に乗り出す刑事…遡って過去の痛ましい出来事の描写…刑事の家族に対する葛藤…時間に追われることのない捜査に携わる不出来な刑事たち、済んでしまった出来事、一刻を争う娘の行方、物語の緩急が人間の営みに深い絶望感を漂わす。守るべき家族と云う絆を破壊する強いものに媚びて弱いものを虐げる男。人間は愛と云う感情に翻弄される不完全な生き物だ。◆英ガーディアン紙が選ぶ「死ぬまでに読むべき」必読小説1000冊を読破しよう!http://bookmeter.com/c/3348782018/07/18

巨峰

103
この事件の内容でここまでの長編を作れるのかという驚き。わたしの知らなかったアイスランドの歴史も含めて興味深く、悲惨な事件なのに最後は心が温かくなる。何故だか、乃南アサさんや桜木紫乃さんらの日本人女性作家が書いた優れたミステリーを思わせるのは女性の翻訳家だからなのだろうかなぁ。2018/08/17

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