内容説明
仕事がら超常現象の類は信じないハリーだったが、今回興行先のペンシルヴァニアの田舎町でおかしな男に出会った。最近幽霊に悩まされているので調べてみてはくれないか、というのだ。だれかの悪戯かと思いきや、男は翌日、本当にビルから身を投げてしまった。幽霊に怯えて自殺?冗談じゃない!奇術師ハリーの活躍を描く軽快なシリーズ第1弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいちゃっぷ
3
マジシャンを主人公にしたミステリ。 興業に訪れた田舎町で幽霊に怯えた男に行き会い、翌日の夜に会う約束をしたが、その前に男はビルから飛び降り自殺してしまった。 何かある、とにらんだ主人公は調査を始めるが・・・。 途中では引き込まれるところもあったが、最後に関係者を集めて「さて・・・」と言う代わりにマジックを始めるところはどうなんだろうね。 ミステリとマジックがうまく融合しているかは苦しいところ。 320ページ2013/01/15
madhatter
0
物凄く久し振りに再読。真相は拍子抜けする程単純だが、これはマジシャンである探偵役の性質にあっており、良いのではないかと思う。但し、事件を手品に例えて「単純な仕掛けをごまかしたもの」とするなら、そのごまかしについては手を抜くべきではないだろう。ごまかしが緻密であるからこそ、単純な真相に対する目くらましになりうるのではないか。幽霊騒ぎの真相などは「だから何故そこで○○を使うのだ…」と思ってしまうのだが。犯人が勘違いした理由についても、そうならざるを得ない伏線が欲しい気もする。2011/05/27
映画屋
0
再読 彼は返り咲くのか2010/03/15
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- 和書
- ふしぎなはごろも